京王電鉄は4月1日、同社のアミューズメント施設「京王れーるランド」(日野市程久保3)のキャラクター「けい太くん」を主人公にしたオリジナル絵本「はしれ!けい太くん」を発売した。
京王れーるランドは同社の鉄道事業をPRする目的で2000年にオープン。多摩動物公園に隣接し、家族向けに鉄道模型のジオラマやプラレール、運転台からの風景を見ることができるビデオコーナーなどのほか、オリジナルグッズの販売コーナーを設けている。
主人公「けい太くん」は、もともと同社社員の家族が京王線「8000系」車両をベースに描き起こしたもので、2000年に誕生。その後、京王れーるランドのキャラクターとして使用してきた。今回、同社は子どもに京王線や京王沿線へ親しみを持ってもらうことを目的に絵本の発売を計画。同社グループ会社の社員で、イラストレーターの指田隆行さんがストーリーをアレンジし、絵本を制作した。
ストーリーは主人公の「けい太くん」が新宿駅から高尾山口駅までの間を走る中、電車に乗る子どもたちとの触れ合いを通して、新たな発見や体験をしていくもの。同社は完成した絵本を沿線の保育園や幼稚園などに寄贈していくという。
本文は20ページで、価格は500円。発行部数は5,000部。京王れーるランドのほか、同社グループの書店「啓文堂書店」各店、京王線、井の頭線の駅構内の売店で販売する。