京王電鉄は3月25日、学生向けとしては同社初となる賃貸マンション「フィシオ京王八王子」（八王子市明神町3）を竣工（しゅんこう）した。

　八王子や多摩、日野など、八王子周辺には現在、20校を超える大学があり、八王子市によると11万人を超える学生が学業や研究にいそしんでいるという。

　これを受け、同社は大学に通う学生を対象に新しくマンションを建設。同社が展開する単身者向け賃貸マンション「フィシオ」としては4物件目、学生向けとしては初めての物件となる。同社によると、今回の物件は「（京王）沿線への若者層の定住化に結びつけ、将来までも含めた京王沿線地域の活性化を目的」にしているという。

　マンションは京王八王子駅の真横に位置し、駅まで徒歩2分の場所に立地。大学へ通うための路線も入る「京王八王子駅バスターミナル」が目前にあるなど、交通の便に優れている。また、近隣には京王八王子ショッピングセンターやスーパーマーケット「グルメシティ京王八王子」店などがあり生活の利便性も高い。

　マンションは鉄筋コンクリート造の8階建てで、住戸数は55戸。部屋はすべてワンルームタイプで、1部屋は21平方メートル。賃料は管理費を除いて、月額66,000円～69,000円を予定している。

　入居者の募集や物件の管理は学生向けに住宅事業やサポート事業などを行っている学生情報センター（京都市下京区）が担当。コールセンターによる24時間体制の生活サポートサービスなども行う。