プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」のシーズン開幕節「アースフレンズ東京Z」戦が9月28日・29日、エスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われ、今シーズンの立ち上がりは連敗でのスタートとなった。
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今シーズンからB2リーグに参戦し、チーム名もこれまでの「東京八王子トレインズ」から「東京八王子ビートレインズ」に変えた同チーム。28日朝、池田裕介・藤岡昂希・秋葉真司の3選手が体調不良を理由に欠場を発表。9人で開幕戦に挑んだ。
1788人の観客が見守る中、19時にティップオフ。立ち上がりからアースフレンズが得点を重ね、15対24で第1クオーターをリードされると、第2クオーターも11対26と大きく点を取られてハーフタイムとなった。
第3クオーターでは、昨シーズン、B3リーグの年間MVPを獲得した大金広弥選手が3ポイントシュートを決めるなど8ポイントを取ったほか、今年からチームに加盟したルブライアン・ナッシュ選手が6点、アレクサンダー・ジョーンズ選手が3点を決め、21対16でビートレインズが盛り返した。しかし、第4クオーターでは、16対21位と再びアースフレンズに攻め込まれ、結果、63対87と24点差を付けられ初戦を終えた。
29日の試合には、前日を超える1819人の観客が来場。第1クオーターは18対23とアースフレンズに取られたものの、第2クオーターは23対14でビートレインズが盛り返した。しかし、第3クオーター=17対22、第4クオーター=17対21とそれぞれアースフレンズにリードされ、75対80と5点差での惜敗となった。
ビートレインズの石橋貴俊ヘッドコーチは、28日の試合終了後、「初めてのB2のゲームということで、アースフレンズのプレッシャーに対して思うようなオフェンスができなかった。前半に面を食らったまま24点という大差をつけられてしまった。チームとしてのバスケットをさらに追求し、B2の当たりにも慣れながらチームを成長させていきたい」と話す。「たくさんお客さんが入ったときには良いゲームをして勝ちたい。そこは申し訳ないという気持ち」とも。
B2参戦後、初めてのホームゲームとなった今回。大型ビジョンを設置し映像も使って試合を盛り上げたほか、観客参加の上で光を使った演出を行うなど新たな取り組みも行った。
チームを運営する「THTマネジメント」(子安町)の望月舞子さんは、「いかに選手たちを格好良く伝えられるかを考える中でビジョンを入れることになった。音だけではなく視覚でも楽しめるのは魅力。良いものを皆さんに見ていただけると思うので、できる限り続けていきたい」と話す。「演出に今シーズンは力を入れている。一緒に盛り上がって試合に臨んでいただき楽しんでいただければ」と期待を込める。
次節は名古屋市枇杷島スポーツセンター(名古屋市)で10月6日・7日に行われる「Fイーグルス名古屋」戦に臨む。