ハロウィーンイベント「はちおうじハロウィン」が10月28日、八王子の中心市街地で行われる。

　飲食店をはじめ地元店約140店が参加する同イベント。京王八王子駅から八幡町までの約2キロにわたって展開し、参加店で菓子をもらいながら街を巡る催しなどさまざまな企画を用意する。

　八王子北口の駅ビル「CELEO（セレオ）八王子」はマントとアイマスク作り、八王子駅前のショッピングセンター「八王子東急スクエア」はフェースペインティング、京王線・京王八王子駅の上に位置する「京王八王子ショッピングセンター」は、八王子を中心に活動している女性によるコミュニティー「Honeycomb Stage＋（ハニカムステージ）」とコラボし、さまざまなワークショップを行う。

　横山町公園（横山町）の特設ステージでは、子どもたちを対象に交通安全教室や仮装コンテストなどの催しを実施。南口エリアは「Honey's Garden（ハニーズ・ガーデン）」エリアとして、地元の商店会・八王子南口商栄会の婦人会による特製だんごや、八王子オリジナルのハイボール「88ビームハイ」を提供するなど大人が楽しめる企画を提供する。

　今年は27日に行われるイベント「ファミリーフェス in はちおうじ『みんなのキャンバス』」と初めてコラボ。八王子駅近くの駅前銀座通りを会場に滞在型イベントを行う予定で、スケルトニクス（八王子市下恩方町）が手掛ける搭乗型ロボット「スケルトニクス」の搭乗体験のほか、八王子で農業を行っている「もぐもぐファーム」や八王子在住のイラストレーター・竹永絵里さんらによるさまざまなブースが展開される。

　「みんなのキャンバス」に携わる「きものの西室」（横山町）の西室真希さんは「『はちおうじハロウィン』の良さは巡るところ。ただ、1つ滞在できる場所があると小さい子どもたちももっと参加しやすいのではないかというお話から仲間に入れさせていただいた。駅前はどうしても人と人とのつながりが希薄なところがあるので、こういうことを1回やることでつながりへと発展していきやすいのでは。良い化学反応が起こせたら」と話す。

　台風の中での開催となった昨年。「はちおうじハロウィン」実行委員長で、梅干し専門店「うめ八」（本町）店主の小磯道夫社長は「台風直撃の中で5～6000人の方に来ていただき、店に用意した1000個のお菓子も足りなくなってしまった。今回は初めてシニアボランティアの方にも参加していただけることになった。商業者と地元に住んでいる方の交流の場にもなれば。親子で交通ルールを守って参加してほしい」と呼び掛ける。

　開催時間は10時～17時。