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東京造形大発バーチャル・ユーチューバー 「八王子ラーメン」をモチーフに

「玉メンマちゃん」を手掛ける学生の皆さん

「玉メンマちゃん」を手掛ける学生の皆さん

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 東京造形大学(八王子市宇津貫町)の学生が「バーチャルYouTuber」の「玉メンマちゃん」を立ち上げ、10本目となる作品が12月23日、ユーチューブで公開された。

映像制作などすべてを学生が手掛ける

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 造形学部デザイン学科メディアデザイン専攻領域の学生などが手掛ける同キャラクター。「八王子VTuberプロジェクト」と名付け、今春から有志が集まりプロジェクトを進めている。

 「八王子ラーメン系美少女☆VTuber」とうたい、八王子ラーメンの特徴であるタマネギなどをモチーフにキャラクターをデザイン。7月に行われた同大のオープンキャンパスの際には、VRを使ってキャラクターになりきる体験イベントを行ったほか、9月からユーチューブに動画作品を投稿。11月末からはライブ配信も行っている。

 もともとVRが好きだったという同大3年の田中亜里沙さんが中心となりプロジェクトを立ち上げ、企画・運営だけでなく、キャラクターデザインからモデリング、音楽、VR、プログラミングなどすべてを学生が担当している。

 「ご当地キャラクターの次の段階として、『ご当地VTuber』が来るんじゃないかと思っている。地域の人とものづくりを通して地域を活性化する取り組みをしたかったこともあって、ご当地VTuberを誕生させた」と田中さん。「学生だけでコンテンツを作っているのが特色の一つ」とも。

 キャラクターデザインと3Dモデリングを手掛けた田中さん。八王子ラーメンのキャラクター化に当たっては、1カ月に30体ほどデザインするなど、「ラーメンをかわいらしくキャラクター化するのは大変だった」と振り返る。「やっとできたのが『メンマちゃん』。私は『ラーメンポップなデザイン』と呼んでいる」とも。父親の経営するラーメン屋台の手伝いをしている看板娘という設定で、キャッチフレーズは「3度の飯より八王子ラーメンが好き」。「一流の八王子ラーメン職人になりたいものの、まだ見習いなのでうまくない。皆さんと動画を通して、ラーメン職人として確立していくことを目指している」と話す。

 ツイッターのフォロワー数が1400を超えるなど評判は上々。「元気な雰囲気が好きと言ってもらえている。思いは伝わっていると思う。皆さんにかわいがってもらえている」。今後はライブ配信のほかにも、オリジナル曲の制作や企業とのコラボなども狙う。田中さんは「しゃべる2次元のキャラクターがご当地をPRできるのはすてきだという思いからスタートした。それを具現化したのが『メンマちゃん』。もっと多くの人に知っていただき、『メンマちゃん』と一緒に八王子の良さを皆さんに伝えていけたら」と意気込む。

 玉メンマちゃんは、「動画の投稿を始めて、たくさんの市民の方と八王子のことを話すことができて楽しいメンマ! これからもいろいろな形で八王子を盛り上げていくので、ぜひ応援してほしいメンマ! 八王子を盛り上げたあかつきには、みんなで一緒に八王子ラーメンを食べられたら嬉しいメンマ!」(原文ママ)と呼び掛ける。

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