手作り菓子や雑貨などの販売、さまざまなワークショップなどが繰り広げられる「オカッパ 心と体のための マルシェ」が3月9日、カフェ「オカッパ」(八王子市東町、TEL 042-643-3855)と同店前の福傳寺(明神町4)などで行われる。
2011年秋から開催してきた「オカッパマーケット」を発展させた今回の催し。同店と八王子を中心に活動している女性によるコミュニティー「Honeycomb Stage+(ハニカムステージ)」(三崎町)、アーティストやクリエーターの活動をサポートしている「CREATE FARM」の共催で行われる。
女性をメインターゲットに、30組を超える出展者が参加。「オカッパ」では、サラダバイキングや菓子などを提供する。福傳寺では、ハニカムステージを始め、さまざまな団体や個人がブースを設け、バッグや編み物、染め物、レジンアクセサリーなどの雑貨や地元産野菜の販売などを行うほか、バルーンアートをはじめとしたワークショップも繰り広げる。地域住民との交流を目的としたスペース「アミダステーション」(東町)は休憩所として使われる。
隣接する市内最古の神社・子安神社(明神町4)で、キツネの仮装をして街を練り歩き、キツネの化粧などをして盛り上がる「八王子きつね祭」が同日に行われるのに合わせて開催する。
「オカッパ」店主で管理栄養士でもある安藤雅子さんは「口にしているものですら何に良いのかなど意外と知らないことは多い。そこで、みんなでちょっと学べる文化祭のようなことをやりたいと思った。『皆さんのことを思って』というメッセージを込めたかったので、『心と体のための』という言葉を入れた」と話す。マーケット形式のイベントは2年ぶりとなるが、「ただ売るのではなく知識と気持ちを共有することがテーマ」とも。
昨年12月にオープン10周年を迎えた同店。安藤さんは店について「あなたの第2の台所」とうたった上で、「10年ご飯を作ってきて、皆さんの栄養や健康を任されているという思いが強くなった。ご飯を出すカフェはたくさんあると思うが、その人の体のことを思って提案できる店になりたい。そして、『第2のお母さん』として、その思いを皆さんと共有したい。今回のイベントが、皆さんが心や体と向かうきっかけになれば」と期待を込める。
開催時間は11時~16時30分(休憩所は15時30分まで)。雨天時は「オカッパ」のみ開催。