八王子・中野上町で7月13日・14日、家具店など9カ所を会場としたイベント「0041walk」が行われる。
地元有志が立ち上げ、同町の郵便番号下4桁を名前に据える「0041(まるまるよんいち)商店会」が主催する今回の催し。地域の魅力を発見しようと、地元でものづくりに携わる人々のところを訪ね歩くことをコンセプトに据える。
西東京バス・浅川橋バス停から徒歩5分の場所にある「つくるのいえ」(八王子市中野上町1)のほか、資源リサイクルを手掛ける久保田鉄鋼(中野上町2)、オーダー家具製作などを手掛ける「WALDEN」、「CASE GROUND」(以上、中野上町1)、北欧のビンテージ家具をメインに扱う専門店「MICHIO OKAMOTO WAREHOUSE」(中野上町5)、喫茶店「馬天使」(中野上町4)、無添加のスイートポテト「高尾ポテト」の本店(中野上町1)などが参加。
参加店を自由に巡ってもらうことに加え、「MICHIO OKAMOTO WAREHOUSE」「WALDEN」などでは見学会やワークショップも開催。13日は奥田染工場(中野上町1)の奥田博伸社長とレンタル自転車で街を巡る「0041 つくる walk」、14日は久保田鉄鋼の久保田保久取締役会長や地域住民と共に街を探検する「0041 探検 walk」を開くなど、地元の人々が町を紹介する企画も用意する。
イベントに合わせ、「つくるのいえ」では12日~15日、山梨県北杜市周辺で活動するさまざまな作家が集まる企画展「なつの装い」を同時開催。「装いにまつわる、デザインとものづくりの価値の発見」をコンセプトに活動する「装いの庭」が企画したもので、今月5日~7日に第1弾として行われた。
今回、奥田染工場で墨染めプリントした新作を発表した「tel you」などが出展。第2弾となる12日からは、北杜市に店を構えるカレー店「カレー屋サーカス」による出張営業も行われる。開催時間は11時~18時(15日は17時まで)。同所では13日・14日の2日間、中野上町の名産品が並ぶ「中野上町マーケット」も開かれる。
イベントに携わる「装いの庭」主宰の藤枝大裕さんは、「この辺りは歩くだけでも面白い。このスポットをみんなで発見してもらいたい。ものづくりが好きなコアな人が来てくれるといい。初めての取り組みなので、街を掘り下げることからしたい。僕らも歩いて面白いところを掘り下げ伝えていきたい」と話す。「ものづくりの現場に近いことが強み。『なつの装い』についても、シンプルで暮らしを楽しむようなアイテムが並んでいるので、上質なものに憧れを持っているような人にはぜひ来ていただきたい」とアピールする。
見学会など一部催しの参加には事前の申し込みが必要。それぞれの問い合わせ先はイベントの公式ホームページに掲載されている。