特別展「横山宏のマシーネンクリーガー展 立体造形でみせる空想世界」が7月13日、八王子市夢美術館(八王子市八日町)で始まる。
イラストレーターで立体造形作家の横山宏さんの作品を紹介する同展。「マシーネンクリーガー」は、模型から作る異色のSF作品として、1982(昭和57)年に雑誌「月刊ホビージャパン」で発表した作品を皮切りに始まったもの。横山さんが原作を手掛け、未来の地球を舞台に繰り広げられる独立戦争の様子を描く。3月には同誌の連載「Ma.K. in SF3D」を基にした書籍も刊行された。
今回は「マシーネンクリーガー」を中心に横山さんが手掛けた立体作品やイラスト、制作過程でのスケッチなどを一堂に集めて紹介。同館担当者は「氏の創作活動の全貌に迫る初の試み」と話し、「これまで氏がファンと共につちかってきた空想世界を通じ、『つくる楽しさ』を感じていただければ幸い」とも。
会期中には同館のほか、村内美術館(左入町)、東京富士美術館(谷野町)の3館を巡る夏の恒例イベント「SUN KAN(さんかん)ラリー」も開催される。
開館時間は10時~19時。月曜休館。観覧料は、一般=700円、高校生以上の学生と65歳以上=350円、未就学児無料。会期中は小中学生も無料となる。9月1日まで。