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市民有志が集まり西八王子の地図作り 掲載する場所を探すワークショップ開催へ

イベントを手掛ける大野さん(右)、花崎さん

イベントを手掛ける大野さん(右)、花崎さん

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 八王子の街を歩いて作られた地図「つづく地図 はちおうじ」の西八王子編を作ろうと9月7日、同地区を実際に歩いて巡る催しが行われる。

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 2018(平成30)年春に「創刊号」として刊行された同地図。市民有志による「八王子市民のがっこう まなび・つなぐ広場」の「持続可能な地域を描くわくわくマッププロジェクト」が企画したもので、フィールドワークとして街を歩いて巡り、気になった店やスポットなどを地図上に記しをつけ、まとめた。

 「創刊号」の製作に当たっては、2017(平成29)年秋に八王子の中心市街地で街巡りを実施。八王子駅近くの西放射線通り商店街(ユーロード)やみずき通りといった商店街に加え、老舗パン店「布屋パン店」(八王子市旭町)、オーダーメードなどの革製品と雑貨を扱う「工房NICHT(ニヒト)」(南新町)、小堀栄養納豆店(天神町)などを紹介。地図中には何も書かれていないスペースも用意し、読者が自ら発見した情報も書き込めるようにもなっている。

 企画に携わる大野のどかさんは「もともとは八王子のどこでフェアトレードの物が買えるのか知りたかったことがきっかけ。そこから地産地消や地域の中のつながり、いいもの、暮らし方などに目が向いていった」と話す。企画に先行する形で八王子全域の中から面白い場所を見つける催し「八王子のリソース探検」を行ったところ、「地域には面白いことがあるし、面白い活動をしている人もいる。私たちが知るだけではもったいないと思い、形に残る地図にしようと考えた」と振り返る。

 フィールドワーク後は参加者が話し合いながら、どのような地図を作るか練り上げていったという。「最初はどんな地図になるか何も分からず、ただ歩くだけだった。歩いてみたら面白いところがいっぱいあった。知らないし気付いてないだけだったことを実感した」と大野さん。「『豊かさとは何なのか』をキーワードに何を載せたいかを考えていき集約していった」と話す。「つづく地図」という名前には持続可能性などに加えて、「載せた店がずっと続いてほしい、いいところはいっぱいあるはずだから地図を手に取った人にも手を加えてもらって作り続けてほしいなど、さまざまな意味を込めた」と説明する。

 第2弾となる今回は西八王子地区にフォーカスを当て、西八王子駅から徒歩3分ほどの「喫茶 miracle(ミラクル)」(千人町2)を集合地点にフィールドワークを行う。当日、打ち合わせはするものの下調べはあえてせずに巡る予定で、「そこに何があるか分からない。面白いことがあるかもしれないし、ないかもしれない。どのようなこだわりを持っている人が集まるかによっても変わってくると思うので、その化学反応が楽しいと思う」と大野さん。

 今後は月1~2回程度集まって地図作りを進めていき、来春の完成を目指す。同じく企画に携わる花崎晶さんは「住んでいるもののあまり知らなかったことに気が付いて、そこから発見していくことが楽しい」と話し、「住み続けたいと思える街にしたい」と意気込む。

 開催時間は10時~17時。参加費は500円(街歩き後の1ドリンク付き)。フェイスブック上のイベントページで参加申し込みを受け付けている。

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