![1月5日まで一般からの投票を受け付けている](https://images.keizai.biz/hachioji_keizai/headline/1577172674_photo.jpg)
プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」が1月5日まで、「東京八王子ビートレインズ Tシャツデザイン総選挙」への投票を受け付けている。
日本工学院八王子専門学校(八王子市片倉町)とコラボし行われている今回の催し。同校デザインカレッジの授業の一環として位置付けられており、グラフィックデザイン科・Webクリエイター科・インテリアデザイン科・プロダクトデザイン科の各学生がTシャツのデザインを考えエントリー。応募総数は132点。
応募作品の中から事前に絞り込みを行った上で、1次選考として今秋に行われた同校の学園祭「紅華祭」の場で、来場者による投票を基に上位10作品を選定。12月6日から、この10点の中から1位を決める一般投票を始めた。
チームを運営する「THTマネジメント」(八王子市子安町)の望月舞子さんは「学校の取り組みとしてチームを応援したい、(今シーズンは)B3降格になったけれども学校の力でチームを盛り上げて、B2に上がるきっかけにしてほしいと言っていただいたのが始まり」と話す。「授業に取り入れてくれたことがすごくうれしい」とも。
学生によるTシャツのデザインについて、「デザインしてくれた方のコメントを見ると、すごく考えて作られている」と望月さん。「学生の八王子への思いやバスケット、チームへの思いが一つ一つ伝わってきたので感激した」。既に選手も投票を終えたという。
投票サイトも学生が制作したもので、デザインはWebクリエイター科の学生が案をまとめた後、望月さんや同社の営業担当らにプレゼンをし、その中から決めたという。「彼らが一企業としてビジネスで課題に向き合ってくれたのがうれしい。プレゼンもしっかりしていたし、彼らの姿勢には感銘を受けた」と望月さん。
チームの色としてよく使われている赤や黒などの色味をあえて使っていないものを選んだという。「トレインズのファンの方は赤や黒はいつも見ている色。統一感は出るかもしれないけれど、学生とのコラボというのが伝わらないと言ってくれたこともあり、このデザインに決めた」と望月さん。
1位になったデザインについては実際に商品化し、来年2月8日に行われるホームゲームから同校スポーツカレッジスポーツビジネスコースの学生が販売する。売り上げは来年度に行う同校とのコラボのための予算に使う予定だという。
「年明けからは八王子で試合をやらせていただくことも多い。いつも身近に感じていただけるチームを目指しているが、ホームで戦えることは私たちにとってもパワーになるので、ぜひ会場で応援してもらいたい」と望月さん。
受け付けは1月5日23時59分まで。