八王子のハンドメードに関わる情報をまとめた「八王子手仕事博覧会新聞」が3月1日から配布されている。
ハンドメードイベントの主催者など地元有志が集まり制作した同紙。創刊号となる今回は、同紙に関わるメンバーの紹介に加え、今月21日・22日に三井アウトレットパーク多摩南大沢(八王子市南大沢1)で行われるイベント「Charme Place(シャルムプラス)」など、5月までに八王子で行われるハンドメードに関するイベントの情報や作家紹介、コラムなどをポケットサイズにまとめた。
発起人である「Honeycomb Stage+」代表の小金沢一実さん、「八王子手仕事アートマーケット」を主催する山口幸子さん、「Dropdrop」代表の小林智美さん、「mj-factory」代表の土谷ちはるさん、「おうちcafe 樹と葉っぱ」(台町)店主の小針亜希子さん、「makes mixer MUQ(ムク)」(明神町2)店主の吾妻優さんの6人で制作。それぞれ「手仕事」と呼ぶハンドメードに関したイベントの主催など、さまざまな活動を行っており、昨春から情報交換などを目的に交流を深めてきたという。
「ハンドメードのブームがここ数年来ているが、それをブームで終わらせたくない。地元八王子から発信していきたいという思いから集まり始めた」と小金沢さん。「博覧会」と名付けたのは、それぞれ異なる活動をしてきた人たちの色をそのまま出したいという思いからだという。
月1回のペースで集まる中、情報発信のためのメディアを自ら立ち上げようと企画。「ポータルサイトの紙版」をコンセプトに据え、「ハンドメードのイベントが市内でも多くなってきたが、全部を網羅したサイトはない。見逃したくないという思いがあるので発刊した。イベントをやるよりもまずは発信じゃないかと方向性が絞られていった」と小金沢さん。
今後、紙面では「手仕事に関わる方の座談会のようなことをやってみたい」と山口さん。土谷さんは「私たちも、つながったことで大きなことができる可能性が出てきた。そういうところからも作り手と企業など、いろいろなところの橋渡しもできればいい」と展望する。将来的には大規模イベントの開催も狙っており、小金沢さんは「(2022年、八王子に)産業交流拠点ができるころがちょうどいいかも」と意気込む。
1000部制作し、「makes mixer MUQ」、「おうちcafe 樹と葉っぱ」など市内約15カ所で配布している。無料。次回は6月に発行予定。