プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」が5月25日、浅野崇史選手の現役引退を発表した。
「東京八王子トレインズ」時代の2016(平成28)年からチームに所属してきた浅野選手。今回は2019年シーズンを最後に引退することを発表。浅野選手は、これまで支えてきたファンなどに感謝した上で、「気の済むまで大好きなバスケットボールを仕事にして来られたことを幸せに思う」と話す。
引退後は3人制バスケットボール「3x3」で活動を続けていくという。「八王子では、なかなかお会いすることが難しくなるとは思う。今後もバスケットを続けていくので引き続き応援していただけるとうれしい」と浅野選手。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、予定より早く2月末でレギュラーシーズンが終了するなど、「最後のシーズンはいろいろなことが起こりすぎて、選手だけでなく、ファンの皆さまもモヤモヤした気持ちで終わってしまったと思うが、八王子での経験や皆さんに出会えたことは自分の宝物になった。楽しい現役生活をありがとうございました」とも。
引退発表を受け、ビートレインズはホームページ上に「ありがとう!浅野崇史選手!」と題した特設ページを展開。「浅野選手の手元に残るものを送りたい」と、ファンにはがきや手紙でメッセージを送るよう呼び掛けている。6月末ごろまで受け付ける方針で、「今も家にいる時間が多いと思うので、手紙や似顔絵などお送りいただき、皆さんの気持ちを浅野選手に届けたい」とチームを率いるTHTマネジメント(八王子市子安町3)の望月舞子さん。
特設ページについては、「4シーズンにわたり、チームに貢献してくれた浅野選手が引退をすると聞き、何かしたいと考えた。浅野選手は過去に引退をしているが、さまざまな縁で八王子ビートレインズで現役復帰した。その当時のエピソードはバスケットに対する思いが感じられ、この4年間に捧げる情熱にもつながっている。浅野選手はB3優勝、B2昇格、そして、B3降格と苦楽を共に乗り越えた仲間。動画や特設ページでたくさんの方に浅野選手の歴史を知ってもらいたい」と説明する。
「4シーズンにわたり、八王子ビートレインズでプレーしてくださり、ありがとうございました。八王子ではつらい経験もたくさんさせてしまったと思うが、最後まで献身的にプレーしてくれた浅野選手に感謝しかない。新たなステージでも浅野選手らしく頑張って」と望月さん。