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八王子ビートレインズの選手が動画で子ども向け教室 市教育委員会と連携

第1弾は亀崎光博選手が登場

第1弾は亀崎光博選手が登場

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 八王子市は5月7日、プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」の選手が出演する子ども向けのバスケットボール教室の動画をユーチューブに公開した。

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 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防ぐため、外出自粛が呼び掛けられていることを受け、制作された今回の動画。体を動かす機会が減っていることから、市は4月28日に「自宅でできるスポーツ動画」として、市内の市民センターで実施している「市民いきいきリフレッシュ体操」の動画を配信。今回はそれに続くものとして、市教育委員会とビートレインズが協働し動画を制作した。

 今月7日に公開されたバスケットボール教室の第1弾は、亀崎光博選手がボールハンドリングの練習メニューを紹介する約3分の動画となっている。市ではこのような動画を約10本にわたって、随時公開していくという。

 学校訪問に加え、市教育委員会と協働して毎年、「八王子ジュニア育成事業バスケットボール教室」を開催するなど子ども向けの活動を積極的に行ってきたビートレインズ。チームに選手として所属し、引退後はバスケットボールスクールなどを展開するトレインズアカデミー(八王子市子安町3)でコーチを務めている中村寛大さんは「体育館でのスクール活動ができない現状でも『子どもたちのために何かできることはないか』と模索していた」と話す。「その中で、市教育委員会と協働した動画配信やユーチューブの『トレアカちゃんねる』を通じて、今できる練習メニューの提供を始めた」と説明する。

 今回の動画のコンセプトは、「ビートレインズの選手が子どもの時期にやってほしい一押しの練習メニュー」と中村さん。小学4年生~中学3年生のバスケットボール初心者をターゲットに据えており、「新型コロナウイルスの影響により子どもたちの活動場所に制限があるので、配信時期に適した練習メニューの紹介を行っている。選手それぞれのカラーが出ていてとても面白い。この動画を通して、体育館で練習できない今でもできることはたくさんあるということを知ってもらい、選手の映像を励みに今できる練習に取り組んでもらえたら」と話す。

 トレインズアカデミーでは、Zoomを活用したオンライン指導を今月11日から開始するなど新たな取り組みを始めているという。「久しぶりにコーチや仲間たちと練習できることが本当にうれしいようで、とても楽しそうに取り組んでくれていて、保護者にも好評」と中村さん。

 「なかなか思うように練習ができないもどかしい日々が続いている。しかし、今でもできること、今だからこそできることはたくさんある。今回の動画配信がそういったことを模索するきっかけになれば」と話す。子どもたちに向け、「動画を視聴いただいているやる気に満ちあふれた皆さんには、それぞれのチーム活動が再開した時に『パワーアップした自分』を見せられるようになっていてほしい。そのためにも今は引き続き『STAY HOME』に徹しながら、選手によるワンポイントレッスンの動画を励みに今を乗り越えていきましょう」とも。

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