京王八王子駅前のレストランバー「SCENE(シーン)」(八王子市明神町4、TEL. 042-645-8888)が8月7日、オリジナルラーメン「SCENEラーメン」の提供を始めた。
1988(昭和63)年12月12日12時にオープンした同店。一つのフロアにレストランとバーの空間をそれぞれ設け、本格的なフランス料理をリーズナブルな価格で提供している。
今回は鶏がらベースのオリジナルラーメンを新たに作り上げ、店内のバーで食べられるようにした。スープが絡むよう細めの縮れ麺を採用し、ネギやメンマ、卵、チャーシューなどのほか、ミニトマトや地鶏のガランティーヌなどをトッピング。別皿には「味変」が楽しめるよう煮干のだしや、バターやにんにくなどを合わせたガーリックバター「ブルギニオンバター」も添える。
マネジャーの吉見直高さんは「昔から賄いでラーメンは作っていた」としながら、「コロナ禍の中、店に来るのは怖い方もいる。おいしくて、しばらくしたらまた食べたいと思うものは何かと考えた時にラーメンだと思った」と話す。「フランス料理店として、ちゃんとおいしいものを作ろうとスタートした。試行錯誤し何度もやり直しながら、今の形になった」とも。
「シンプル・イズ・ベスト」がこだわり。「スープを飲み干しておいしかったと思ってもらうために、シンプルでスタンダードなおいしいラーメンを目指した。ご年配の方でもおいしく食べられると思う」と吉見さん。「ブルギニオンバターを入れると白ワインに合う。ラーメンとのマリアージュを楽しんでほしい」と提案する。
1日20食程度用意しており、電話での事前の取り置きにも対応。ラーメンについては、「レストランをやり、弁当をやり、バー営業をやりと多種多様なものの中で対応している。ほかのことがおろそかになってはいけないので、全てのもののクオリティーを保つ中で、できる範囲でやらせていただいている」と話す。
フェイスブック上のみで告知したが、既に好評だという。「『ラーメンだけでも大丈夫ですか』と問い合わせをいただくようになった」と吉見さん。「フランス料理のコックが一生懸命に考えてきれいなラーメンを作った。全てにおいて丁寧に作っている。ぜひ一度召し上がっていただきたい。オールマイティーにおいしいラーメンを食べたい方に来ていただければ」と話す。
ラーメンの提供時間は、火曜~日曜=18時~21時。土曜・日曜は、12時からのランチタイムでも提供している。価格は1,000円。