京王電鉄は10月30日、平日の通勤時間帯に有料座席指定列車「京王ライナー」を増発するなどダイヤの見直しを行う。
新型コロナウイルス感染症への対策の一環として位置付ける今回の見直し。京王ライナーについては、平日朝に6月から臨時で運行している、5時47分発と8時56分発の京王八王子発新宿行きをそれぞれ定期運行へと変更することにした。
特に利用が集中する時間という平日の18時~19時台には、新たに19時発の京王八王子行きと、18時20分発、19時20分発の橋本行きの京王ライナーを増発する。深夜0時台の京王八王子行き、橋本行きのそれぞれについては運行を取りやめるという。
通常列車についても、ダイヤを見直す。相模原線内の準特急については、平日11時~14時ごろまで京王多摩センター~橋本間で各駅停車として運行しているものを、16時頃まで延長する。
22時台に運行する各駅停車についても見直し、平日・土休日とも途中駅の通過待ちを減らすことで調布までの所要時間の短縮を図るほか、利用状況に合わせ、新宿発の一部列車で種別や行き先の変更を行う。運行間隔も現在の12分から15分に改めるという。
井の頭線については、見直しは行わない。