「サンリオピューロランド」を運営するサンリオエンターテイメント(多摩市落合)は10月6日、同施設が開業30周年を迎えるのに合わせ、イベントやクラウドファンディングの実施などの施策を発表した。
1990(平成2年)12月7日に国内初の屋内型テーマパークとしてオープンした同園。今年で開業30周年となることを受け、開業日である12月7日から30周年イベントを行うという。同社は「30周年記念の限定のライブショーやグッズ、メニューなど、さまざまな企画を用意している」として、詳細は11月中旬ごろに順次発表するとしている。
イベントに先駆け、今月6日にクラウドファンディングを始めた。目標額は1,500万円で、目標を達成するかどうかにかかわらず集まった金額が起案者に支払われるオールイン方式を取る。1,000円から100万円まで多くのコースを用意。支援者の名前が掲載されるオンライン上の証明書「デジタル応援証明書」や、感謝の気持をまとめた動画、30周年記念限定のキャラクターブロマイドの画像データー、非売品のエコバッグなど、さまざまなリターン品を取りそろえる。今月8日時点で500人以上から約360万円の支援が寄せられている。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、2月下旬から5カ月間にわたり休園していた同園。「長い休業の影響や、現在もコロナ禍の影響で上演できない演目もあり、苦しい状況があるが、その中でも全てを諦めてしまうのではなく、お客さまに力を貸していただき、できるところまで企画を実現したいという思いでクラウドファンディングを実施することを決定した」と説明する。
「私の心のピューロランド メッセージ募集」と題した企画も開始。ピューロランドへの思いを、ツイッターでハッシュタグ「#ピューロ30周年届け私のエピソード」を付けて投稿してもらうもので、集まった言葉から歌詞を仕上げて、30周年テーマソングを作るという。
同社は「30周年はファンの皆さまの思いをつなげて、未来に向けて再出発する。ぜひご家族や友達と一緒に30周年イベントに参加して楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
クラウドファンディングは、11月17日23時59分まで実施。「私の心のピューロランド メッセージ募集」は、今月31日23時59分まで。