東京都が12月8日、大みそかの夕方から元日の早朝にかけて、高尾山山頂の大見晴園地を閉鎖すると発表した。
高尾山一帯は、1967(昭和42)年に「明治の森高尾国定公園」として国定公園に指定。その中でも山頂域の同所は都が管理している。
今回は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を予防するために閉鎖を決定。今月31日17時~2021年1月1日7時までの間、自然研究路5号路より上部を閉鎖する。閉鎖期間中は、稲荷山コースから山頂へは登ることができないほか、琵琶滝分岐から自然研究路6号路経由で山頂に登ることもできないという。
自然研究路1号路については、高尾山薬王院まで通行できるようにするとしており、「通行の際はソーシャルディスタンスを保ち、密にならないように」と呼び掛ける。
入山規制が行われるものの高尾山薬王院(高尾町)の初詣「新春大護摩修行」は例年通り行われることを受けて、高尾登山電鉄(八王子市高尾町)は、大みそかから元日にかけて、高尾山内で運行しているケーブルカーを終夜運転することを明らかにしている。
【12月20日追記】高尾登山電鉄は18日、計画していた終夜運転を取りやめると発表した。