2021年の幕開けを受けて現在、八王子市内などで「七福神めぐり」が行われている。
「八王子七福神めぐり」は、八王子駅や西八王子駅周辺に点在する寺院を巡り、御朱印を集めるもので、新春の恒例行事となっている。八王子では毘沙門天(びしゃもんてん)、恵比寿天(えびすてん)、寿老尊、福禄寿(ふくろくじゅ)、布袋尊、新護弁財天、走大黒天の7つに、八王子と末広の両方に掛けた吉祥天を加えた「八福神」で構成する。
入り口に置かれたオリジナルキャラクターを描いた看板などから「萌(も)え寺」とも呼ばれる了法寺(八王子市日吉町)のほか、本立寺(上野町)、成田山伝法院(南新町)、宗格院(千人町)、金剛院(上野町)、信松院(台町3)、善龍寺(元本郷町1)、吉祥院(長房町)の8寺を巡る。
毎年色が異なる宝船が描かれた色紙を持って各寺を参拝。御朱印を集め、色紙を7年分ためると金色の色紙をもらうことができる。色紙は各寺院で扱っており、1枚300円。受付時間は各日9時~17時。今月10日まで。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、期間中、御朱印帳を持参した場合、書き置きの用紙を渡す形で対応するほか、参拝時はマスクの着用や手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保などを呼び掛けている。
開催に合わせ、八王子交通事業(旭町)は30日まで、各寺をタクシーで巡る周遊プラン「八王子発 新春タクシーでめぐる 『八王子交通七福神めぐり』」を運行している。各寺を1時間30分ほどで巡るもので、運行時間は9時~17時ごろ。料金は9,330円(延長は30分単位で3,110円)。
日野市内でも、7日まで「日野七福神めぐり」を開催。関東三大不動尊に数えられ、弁財天をまつる高幡不動尊(日野市高幡)のほか、恵比寿天の真照寺(落川)、福禄寿の石田寺(石田1)、毘沙門天の安養寺(万願寺4)、寿老尊の延命寺(川辺堀之内)、大黒天の善生寺(東豊田2)、布袋尊の宗印寺(平山6)の各寺を巡る。色紙は1枚300円。御朱印料は各寺300円。