プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」が1月7日、今月8日・9日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行う予定だった東京エクセレンス戦の開催を中止すると発表した。
ジャパン・バスケットボールリーグ(JBL)が運営するB3リーグに参戦しているビートレインズ。同試合は2020-21シーズンの開幕節で、「東京ダービー」として行う予定だった。
チームを運営するTHTマネジメント(子安町3)によると、選手3人が新型コロナウイルスの感染に対して陽性と判定された。それぞれ医療機関から自宅療養の指示を受けたという。
その後、陽性判定を受けた3人以外の選手やスタッフが濃厚接触者に該当すると保健所が判断。これにより試合前に、エントリー人数が規定人数に達しなくなったことから、中止せざるを得なくなったとする。
今回の試合は不成立となり勝敗はつかない。JBLは代替試合も行わないことを決めた。チケットについては、10日10時から払い戻しに対応するとしており、チームのホームページで案内している。
開催前日での中止決定に、THTマネジメントの望月舞子さんは「直前で中止を判断したことは、とても申し訳なく、心苦しい気持ちでいっぱい。この1年を振り返ると、さまざまなことが思い起こされる。これまでの開幕戦とは違う、特別な思いがあった。やっと皆さまをお迎えできると思った直後の出来事だったので、とても残念」と胸の内を明かす。「まずは選手・スタッフの健康管理をし、次節に向けて気持ちを切り替えて準備していく」とも。