日本政府が1月7日、東京都などを対象に新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を発令したことを受け、広域八王子圏では現在、さまざまな対応が取られている。
セレオ八王子北館(八王子市旭町)とセレオ西八王子店(千人町)は、それぞれ今月8日から営業時間を変更する。セレオ八王子北館は、地下1階の食品フロアを10時~21時、1階~8階を10時~20時、9階・10階のレストランフロアを11時~20時に変える。レストランフロアのアルコール提供は19時までとなる。
セレオ西八王子店は、市場館の営業時間を30分短縮し、10時~20時にするほか、ドトールコーヒーショップやサイゼリヤなどが入店する生活館については、一部の店が営業時間を20時までに変更。「天丼てんや」は、持ち帰りのみ21時30分まで対応する。
このほか、ビックカメラJR八王子駅店(旭町)は8日から営業時間を1時間短縮。10時~20時の時短営業にするほか、八王子オクトーレ(旭町)では、スターバックスやクリスピー・クリーム・ドーナツなど一部の店が営業時間を変更する。「K-8」の愛称で知られる京王八王子ショッピングセンター(明神町3)は、10階・11階のレストランフロアの営業時間を11時~20時に変更する。
八王子市内にキャンパスにある大学も対応策を打ち出している。中央大学(東中野)は全ての授業を原則オンラインによる遠隔授業にすると発表。科目の特性に応じて、対面授業も行う。試験はオンラインを積極的に活用するという。多摩美術大学(八王子キャンパス=鑓水)なども切り替えが可能な授業については、オンラインで行うことを明らかにしている。
東京薬科大学(堀之内)は、授業や実習、定期試験、入学試験などはこれまでの予定通り行うと発表。通学時や学内では、マスク着用に加えて、常に手指消毒液を携帯・使用し、感染対策に務めるよう求めている。
緊急事態宣言の期間は2月7日までの1カ月間。