京王電鉄が4月14日、京王線を走る「9000系」が20周年、井の頭線を走る「1000系」が25周年を迎えたことを受けて、さまざまな催しを行うと発表した。
「1000系」は1996(平成8)年1月9日、「9000系」は2001(平成13)年1月24日にそれぞれ運行を開始した。それぞれの周年を記念して、今回は記念乗車券の発売などの企画を行う。
今月25日には、同社の若葉台工場・若葉台車両基地(稲城市)でイベントを開くことにしており、14日19時から先着順で申し込みの受け付けを始めたが、すぐさま計360人という定員に達し受け付けを終了したという。当日は新たに製作した20周年記念のヘッドマークや過去のヘッドマークを付け替えた9000系の車両のほか、工場内で使われており引退予定の多目的作業車「ウニモグ」などが撮影できる。9000系の座席シートの素材を使った座布団などグッズの先行販売なども行うという。
同日から「9000系20周年・1000系25周年記念乗車券」の販売も始める。京王線・井の頭線1日乗車券や明大前発小児100円区間の短冊形軟券乗車券と、しおり2枚をセットにしたもので、しおりにはそれぞれの車両のデビュー当時の写真や各車両の諸元表を載せる。
記念乗車券は京王八王子駅のほか、新宿・笹塚・千歳烏山・調布・府中・高幡不動・京王多摩センター・渋谷・下北沢・明大前・吉祥寺の各駅で販売する。価格は1,000円。25日に車両基地で行われるイベントの分も含めて、2500セット限定。1人当たり1会計2セットまで。
26日からは、9000系と1000系のそれぞれ1編成に記念デザインのヘッドマークを取り付け、京王線・井の頭線の各線で運行するという。期間は6月30日まで。