京王電鉄が10月2日、土休日限定で新たな座席指定券「こどもといっしょ割 座席指定券」の販売を始める。併せて、有料座席指定列車「京王ライナー」や臨時座席指定列車「Mt.TAKAO号」に子ども連れ専用車両を設定する。
2018(平成30)年2月より運行している「京王ライナー」。京王5000系車両を使った座席指定列車で、京王八王子~新宿間と相模原線・橋本~新宿間で運行する。「Mt.TAKAO号」は土休日に新宿~高尾山口間で運行しているもので、8時・9時台に運行する新宿発の下りは高尾山口までノンストップで走る。
今回は土休日の16時~21時台に運転している新宿発の「京王ライナー」と、8時・9時台の新宿発「Mt.TAKAO号」のそれぞれで、「お子さま連れ専用車両」を設定。大人・小学生以下の子どもの2席の座席指定券をセットにした「こどもといっしょ割 座席指定券」を500円で販売する。
同社は10月30日から土休日の「京王ライナー」と「Mt.TAKAO号」の停車駅に新たに明大前駅を加えることにしており、新たな座席指定券は同日以降、明大前駅でも買えるようになる。同日以降の下りの「Mt.TAKAO号」については、停車駅を新宿・明大前・高尾山口に変更する。
「こどもといっしょ割 座席指定券」は新宿駅改札内のコンコース通路で販売する。9号車の21組42席が対象。明大前駅では10月30日から、下りホーム上待合室横で販売する。同駅では10号車の19組38席が対象になる。それぞれ各列車の発車時刻の20分前から5分前まで販売し現金のみ扱う。購入者には「京王ライナー乗車記念トレーディングカード」を1人1枚進呈する。
今回の施策について同社は「『こどもといっしょ割 座席指定券』を購入したお客さま限定の車両とすることで、小さなお子さまをお連れのお客さまでも周囲に気兼ねすることなく、安心・快適に利用いただける」と話す。10月30日から停車駅に明大前を加えることについては、「井の頭線の渋谷~吉祥寺間や京王線の初台~代田橋間の各駅、高尾山エリアへのお出掛けやお帰りなど、さまざまなシーンでより多くのお客さまに『京王ライナー』『Mt.TAKAO号』を利用いただける」と説明する。
「こどもといっしょ割 座席指定券」は12月26日まで販売する。「Mt.TAKAO号」の運行期間は11月28日まで。