京王線・高尾山口駅前のホテル「タカオネ」(八王子市高尾町)で12月5日、ワークショップ「FARMART(ファーマート) presents X'mas Workshop in タカオネ」が行われる。
2014(平成26)年から八王子のさまざまな場所でマルシェ形式のイベントを行ってきた「ファーマート」が主催。キャンドル作りやリース作りなどのワークショップを通して、クリスマス気分を盛り上げることをコンセプトに置く。
当日は八王子を拠点に活動し、ファーマートには初参加となる「moe candle(モエ・キャンドル)」が、ハーブなどのドライフラワーなどを基に作る「大地のキャンドル」や植物性の染料などでマーブル模様に仕上げる「天空のキャンドル」を作るワークショップを開く。今回作るのは大豆由来のソイキャンドルで、陶器作家でイベントの運営にも携わる上島かな子さんは「火を付けた時にすすが出にくいのが特徴。柔らかい明かりと香りのキャンドル」と説明する。
無農薬ハーブなどを手掛ける「MELIDALINEN&Herbs(メリダリネン・アンド・ハーブス)」は、花や葉をまとめた壁飾りを作る「森のグリーンスワッグ」ワークショップを展開。「クリスマスイブ」という多肉植物を題材に「クリスマスイブの寄せ植え」や、リースにドライフラワーなどを飾る「小さなドライリース」のワークショップも行う。「ドライリースは、好きなドライフラワーなどをビュッフェのように選び、ベースの輪に付けるお子さんでも簡単にできるワークショップ」と上島さん。
タカオネは京王電鉄が手掛け、R.project(千葉県鋸南町)が主体となって運営するホテル。高尾山エリアの遊び方・過ごし方・泊まり方を提案する「活動ホテル」として、7月にオープンした。「ファーマート」は同施設が個人向けに用意する「山の麓で陶芸体験」などのアクティビティープログラムや施設内のショップで販売している八王子ゆかりの作家などのグッズのセレクトなどに関わってきた。
上島さんは「コロナ禍以降、イベントは開催を見合わせてきた。少しずつ本来のファーマートの魅力を伝えたいと思い企画した」と話す。「ファーマートの魅力の一つとして作家との対面ワークショップがある。ものづくりを通じて物を作ることの楽しさや自分の隠れたアーティスティックな部分を感じてもらいたいという趣旨で、毎回どの企画にもワークショップを取り入れている。今年のクリスマスも引き続き家で過ごす方が多いと考え、部屋を彩るアイテムのスワッグやリース、キャンドルなどを作るワークショップを提案している」とも。「もうすぐクリスマス。今年のクリスマスは手作りのキャンドルやスワッグで家を華やかに彩って」とアピールする。
参加費は、大地のキャンドル・森のグリーンスワッグ=各4,000円、クリスマスイブの寄せ植え=3,500円、天空のキャンドル=3,000円、小さなドライリース=1,200円。事前にメールでの申し込みが必要。「大地のキャンドル」「天空のキャンドル」など複数回行う講座もある。予約受け付けは12月4日20時まで。既に一部の講座は定員に達している。開催時間は10時~16時。