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日野自動車とヤマト運輸が小型BEVトラックの実証実験 集配業務に利用

日野自動車とヤマト運輸が実証実験を開始

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 日野自動車(日野市日野台3)とヤマト運輸(中央区)が11月24日、小型バッテリー式電気自動車(BEV)「日野デュトロ Z EV」を使って、集配業務の実証実験を始めた。

超低床で運転席から荷室に移動しやすいウォークスルー構造を採用

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 ヤマト運輸の日野日野台センター(日野市多摩平6)と狭山中央センター(埼玉県狭山市)で合わせて2台のBEVを導入し、来年5月末までの半年間にわたって実証実験を行う。「温室効果ガス排出量削減効果や、集配業務における効率性・作業負荷低減の効果などを確認する」とも。

 同車両チーフエンジニアの東野和幸さんは「荷物を生活者に届ける『物流のラストワンマイル』の現場におけるさまざまな課題を解決するために企画・開発した。ヤマト運輸との実証を通じて、宅配業務の現場でのリアルな要望を聞き、さらにお客さまのお役に立つ車に進化させていきたい」と話す。

 日野自動車は4月、同社初の本格EVとして同車を発表した。全長=約4.7メートル、全幅=1.7メートル、全高=2.3メートルで、床面は地上高約40センチの「超低床」をうたう。運転席から荷室に移動しやすいウォークスルー型を採用するなど現場での使い勝手も追求した。2022年初夏に市場導入する予定で、主に市街地の宅配を想定する。同社は「現行の日野デュトロより一回り小さいサイズ感で住宅街を走行しやすく、普通免許で運転可能なため運転人材確保にも貢献できる」としている。

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