「多摩トキワソウ団地」(日野市多摩平3)に住む漫画家や漫画家志望者の作品展示や交流を図るイベントが12月11日、イオンモール多摩平の森(多摩平2)2階で始まる。
プロ漫画家を目指す人たちに活動拠点となるシェアハウスを提供する「トキワ荘プロジェクト」を進めているNPO法人「NEWVERY(ニューベリー)」(品川区)が6月1日にオープンした「多摩トキワソウ団地」。
JR豊田駅近くにある旧多摩平団地である街区「たまむすびテラス」内の団地型シェアハウス「りえんと多摩平」でサービスを提供。漫画家を目指している人たちが集まり暮らしている。当初、部屋数は29室でオープンしたが、希望者が多かったことから、11月に38室へと拡充。同プロジェクト最大規模の「漫画家育成拠点」と位置付ける。
今回は団地の居住者が手掛けた作品の展示や同プロジェクトにまつわるポスター展示などを行う。最終日の19日は「未来の漫画家に似顔絵を描いてもらおう」と題して、居住者が会場に訪れた来場者の似顔絵を描く企画も行う。開催時間は11時~16時。先着順で参加費は1,000円。
団地居住者が参加する作品展示・地域交流イベントを行うのは今回が初めて。NEWVERYは「トキワ荘プロジェクトの取り組み内容は、主にメディアやウェブサイト、SNSを通じて認知されているが、実際のイベントなどを通じて地域の皆さまなどと接点を持つ機会は、今までほとんどなかった。地域の皆さまにトキワ荘プロジェクトと多摩トキワソウ団地の取り組みを知っていただくと同時に、地域の中高生や子どもたちに漫画家としての現実的な職業人像を理解していただくことを目的として、イオンモール多摩平の森の協力の下、本イベントを企画した」と話す。
開催時間は10時~21時(最終日は19時まで)。同月19日まで。