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高尾山も舞台の漫画「きつねとたぬきといいなずけ」 第1巻発売

「きつねとたぬきといいなずけ」1巻の書影 (C)トキワセイイチ/マッグガーデン

「きつねとたぬきといいなずけ」1巻の書影 (C)トキワセイイチ/マッグガーデン

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 高尾山などが舞台となっている、トキワセイイチさんの漫画「きつねとたぬきといいなずけ」(マッグガーデン)の第1巻が発売されて1カ月がたった。

トキワさんによるメッセージ

 月刊誌「コミックガーデン」とマッグガーデンが運営する漫画サイト「MAGCOMI」で連載されている同作。高尾山から中央線に乗り、いいなずけだと言ってやってきた子ギツネ、子ダヌキと会社員・田中の間の物語を描く作品で、2月10日に第1巻が発売された。

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 同作は元々トキワさんが自主的に描いていたものを改めて描き直す形で「コミックガーデン 2020年7月号」から連載。トキワさんは「まず子どもから大人まで幅広く読んでもらえるような作品を描きたいという思いがあった。それを念頭に置きながら人間とケモノの子どもが交流する物語を作っている。テーマは大きく言えば運命。自分たちの意思を超えて働く力のようなものを描きたい」と話す。

 「人間とケモノはそれぞれ全く違う生物。いいなずけとはいうもののお互いに繋がることはできない。つまり、ケモノの子が求められていることは、そもそも破綻している。両者の間にそうした絶対的な壁がありつつも、言葉を通じお互いに交流し理解を深めていく。面白おかしい日々を送りながら、つらく困難な状況にも立ち向かっていく。闇の中にほんのりともる光を見るような、そんな作品にしたい」とトキワさん。

 作品作りに当たっては、「できるだけ丁寧に絵を描き、できるだけ分かりやすい話にしようと心掛けている。これは子どもから大人まで読んでほしいという思いにも関係している。ただ、自分にしか分からないレベルの実験的なことも取り入れていて、たまに読者の方に気付かれたり指摘されたりして、一人で喜んだりしている」と、こだわりを明かす。

 「コミックガーデン 2021年3月号」では、巻頭カラーを担当した。「カラーは大変だが、作品の雰囲気や空気感をより伝えられるし、完成に近づくほどに楽しくもなっていくので好き。本誌でカラーを描かせてもらえることは、編集部が読者の方に注目してほしいということなので、その期待に応えられたらと毎回奮闘している。これからも注目してもらえるような魅力のある漫画を描いていけたら」。トキワさんは「ちょっと疲れたときなんかに案外楽しんでもらえると思う。『きつねとたぬきといいなずけ』を手に取っていただけるとうれしい」とアピールする。

 作品の舞台の一つとなっている八王子。元々関西出身というトキワさんは、東京で偶然食べた八王子ラーメンに衝撃を受けたという。「透き通った黄金色のスープに縮れ麺、薄切りのチャーシューにシナチクと、ここまではありきたりでよく見かけるが、変わり種として玉ネギのみじん切りがトッピングされていた。1口目はさほどでもなかったが、2口、3口と口に運ぶほどにうま味が広がり、気付けば夢中ですすり、かみ、味わい、飲み干し、あっという間に丼が空になっていた。そう、八王子市民の方にはご存知、八王子ラーメンだった」と振り返る。

 「食べた店には『八王子ラーメン』との記載はなく、その店のオリジナルのラーメンだと長らく勘違いしていたが、ひょんなことからそれが八王子ラーメンにカテゴライズされるものと知り、居ても立ってもいられず、本場の八王子かいわいまで食べに行ったこともある」とトキワさん。初めて会う八王子の人には「八王子ラーメンめちゃめちゃうまい!大好き!」(原文ママ)と伝えたいと明かす。「まさか初めてがこんな大規模な出合いになるとは夢にも思っていなかった」とも。

 同作を担当する編集者は「とても優しくかわいらしい日常のストーリーの中に誰もが共感してしまうような、こぶしの回ったツッコミがクセになる、一風変わったコメディー作品。西東京で暮らす人たちと、高尾山で暮らすてんぐをはじめとした動物たち、どちらも八王子にお住まいの皆さまに楽しんでいただける内容」としたうえで、「学生時代を八王子みなみ野で暮らした担当編集として太鼓判」とほほ笑む。「大人から子どもまで、通勤通学、くつろぎ時間のお供に、ぜひ本作を手に取っていただければ」と話す。

 価格は850円(税別)。

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