JR東日本八王子支社(八王子市旭町)が12月18日、中央線快速電車として運転され、2010(平成22)年に引退した車両「201系」の撮影会を開く。
201系は1979(昭和54)年に開発された通勤形電車。1981年(昭和56)年から1985(昭和60)年までの間に計1018両が製造された。東京近郊では中央線や青梅線、五日市線などを走り、「オレンジ色の電車」として親しまれた。同社では2006(平成18)年から車両の切り替えを始め、2010(平成22)年10月に最後まで残った「H7編成」が引退した。
今回は豊田駅と八王子駅の間にある豊田車両センター(日野市東平山3)に保存されている、初めて製造された車両「クハ201-1」の撮影会を行う。「引退後十数年を経過しても人気の高い、中央線のラインカラーであるオレンジバーミリオンの車体をもう一度間近でご覧いただけるよう、同センター社員が企画した」と同社。会場はセンター内にある車両の点検や修理などを行う検修庫で、「通常では立ち入ることのできない特別な場所で撮影できる」とアピールする。
撮影会は2回開催し、定員は各回15人。対象は18歳以上。参加には申し込みが必要で、今日12時からJR東日本が運営する通販サイト「JRE MALL」で販売を始める。料金は1人6,000円。