有隣堂八王子店(八王子市旭町1)で7月21日、400種類を超える消しゴムを集めた「消しゴム博覧会」が始まった。
同社は東京、神奈川を中心にチェーン展開する書店。消しゴムをテーマにしたイベントは同社系列店でこれまでにも行われてきたが、今回、夏休み向けとして同店の文具コーナーが中心となって企画した。
「文具の『脇役』が『主役』に変わる夏休み」がテーマ。百貨店内の書店ということもあり、客層の中心はファミリー層や中高年層。そのため、商品のラインアップはこれまで行われたものとは異なるという。「お子さんやお孫さん、近所の子どもたちのために買っていく人も狙った」と担当者。
目玉は約250種類を集めた「面白消しゴム」。アイスクリームの形をした消しゴムなど、さまざまなものをメーカー各社の協力を得て用意した。「『消しゴム』と名の付くものなら何でもやってやろうと」鍋底の焦げを取る「消しゴム」まで並べる。文具用の消しゴムなど約400種類を一堂に集めた。
そのほか、消しゴムの発明から今日までの歴史、製造工程などを説明する「消しゴムQ&Aコーナー」やメーカーが所蔵する懐かしい消しゴムを展示するコーナー、消しゴムを金魚すくいの要領ですくう「消しゴムすくい」などがある「消しゴム縁日」など数多くの企画を用意。「夏休みの自由研究にも使えると思う」と担当者。
反応はこれまでのところ上々。消しゴムの販売コーナーも「おもしろ消しゴムは52円からと単価が安いこともあり、評判もいい」(同)。
営業時間は10時~21時。8月18日まで。