日野自動車(日野市日野台3)のラグビー部「日野レッドドルフィンズ」が現在、公式チームマスコットの名前を募集している。
「ジャパンラグビーリーグワン」に参戦している「日野レッドドルフィンズ」
1950(昭和25)年に創部された同チーム。2018(平成30)年1月にジャパンラグビートップリーグに昇格後、同年5月には、名称を「日野自動車レッドドルフィンズ」から現在のチーム名に変更した。1月に開幕した新リーグ「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(ジャパンラグビーリーグワン)」の「ディビジョン2」に参戦している。
マスコットは1月23日に秩父宮ラグビー場(港区)で行われた釜石シーウェイブス戦に合わせて発表した。現時点では「まぼろしのいるか」で1月23日に「うまれたばかり」(それぞれ原文ママ)という以外、細かなプロフィルは発表していない。ツイッター上では、チームのアカウントをフォローした上で、名前の応募を呼び掛けるツイートを引用リツイートし、ハッシュタグ「#赤イルカの名前決め」を付けて名前を投稿するよう呼び掛けている。
今回、マスコットを制定したことについて、同チームの担当者は「日野レッドドルフィンズの事業チームとしては、アクティブなファミリー層を明確なターゲットとして、さまざまな施策を検討してきた。その中でマスコットキャラクターを誕生させるのは日野レッドドルフィンズのファンの方を魅了し、増やしていく意味でも必要不可欠だと考えた」と説明。コンセプトは「愛らしく、そして親しみやすいキャラクター」だという。
発表していないプロフィルについては、「僕らも分からない」と担当者。「1月23日に誕生し、さまざまな観点から研究をし続けている。性別や好きな食べ物、特徴などこれから研究し判明したものから発表していく」とも。
名前は「いただいた案の中から社内、チームで協議をし、最終的には本人の了承を得てから発表する。今シーズン中には発表したい」と説明する。マスコットには「同じ日野レッドドルフィンズのメンバーとして、日野のファンを増やす活動に協力してもらいたい。生まれたばかりなので失敗することやご迷惑をおかけすることも多々あると思うが、そこを含めて温かく見守っていただけると助かる」とも。
1月23日の試合では、会場入り口にマスコットを描いたコーナー「ドルフィンズパーク」を展開するなどした。「ドルフィンズパークは子ども向けイベントスペースとして、家族みんなで楽しめるコンテンツを提供する場となっている。現在は縁日や日野レッドドルフィンズオリジナル紙芝居などさまざまなコンテンツを提供している」と担当者。「リーグワンの中でもポジショニングを明確にするために目玉コンテンツとして前面に打ち出した」とも。
同パークの運営にはオマツリジャパン(渋谷区)が協力。「クオリティーが非常に高く、ファンの皆さまから『子どもと一緒に楽しめてすごく良かった』とたくさんの満足の声をいただいた。今後も進化し続けていく」と話す。
上柚木公園陸上競技場(八王子市上柚木2)で2月19日に行う「三菱重工相模原ダイナボアーズ」戦は「八王子市民デー」として開催する。市内在住者を対象に、芝生自由席を小・中学生には無料提供するなど市民向けの施策を用意する。
「リーグワンになり大きく変わった部分として、ラグビーを観戦してもらうだけでなく、エンターテインメントとして来場する皆さまを楽しませることが必要不可欠だと考えている。そのために日野レッドドルフィンズとして、今後も楽しめることをたくさん企画していきたい。ぜひ一度遊びにきてほしい」と呼び掛ける。
締め切りは2月12日。