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八王子市、2022年度予算案を発表 夏に保健所移転、「東京たま未来メッセ」開業で地域活性化も

予算案を明らかにした石森孝志八王子市長

予算案を明らかにした石森孝志八王子市長

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 八王子市が2月10日、2022年度予算案を発表した。

8月に八王子市保健所が移転する「東京たま未来メッセ」周辺では建設工事が進む

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 予算規模は、一般会計が前年度より5.7%減の2,083億円、特別会計が4.1%減の約1,887億円、公営企業会計が約223億円、合わせて4,192億4,050万円となった。総額では前年度と比べて約207億円、4.7%減った。

 京王八王子駅近くの旧東京都産業技術研究所八王子支所跡地(八王子市明神町3)で、都の産業交流拠点「東京たま未来メッセ」と都八王子合同庁舎との複合施設の建設が進められていることを受け、八王子市保健所(旭町)を同所に移転することを発表した。新保健所の開設日は8月1日。移転後の保健所跡地には広場を整備することになっており、中心市街地で実施する事業の一つとして予算に反映した。

 「東京たま未来メッセ」で市内の中小事業者らの取り組みをPRするものづくり系イベントを11月11日・12日に行うなど、同所が今秋にオープンするのに合わせて地域活性化事業を進めることも明らかにした。

 毎年8月に行われる多摩地区最大の山車祭り「八王子まつり」が昨年で60周年を迎えたことを受け、祭りの開催に向けた助成額を約400万円増やした。市では記念事業の開催などを見込んでいる。担当者は「内容については実行委員会で鋭意検討している」とした上で、「60周年ということで山車や宮みこしの整備も含めて行う」と話す。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一昨年、昨年と2年連続で中止となった同祭。石森孝志八王子市長は「これまで八王子最大のイベントとして、市民の皆さんにも協力いただきながら素晴らしい祭りを展開してきたので、この間は忸怩(じくじ)たる思いだった。コロナ禍なので、これまでと同じような形というのは不可能だと思うし、これから実行委員会の皆さんとも調整をしていかなければならない。開催する方向でどういう形のものができるか、じっくりと検討し必ず実現したい」と意気込む。

 市は今月10日、二酸化炭素を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を2050年までに達成することを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を行った。カーボンニュートラルへの取り組みを進めるため、太陽光発電システムなどを導入する市民・事業者に費用の一部を補助するほか、公用車の更新に合わせて、電気自動車18台を導入し充電設備も整備することなどを決め予算案に盛り込んだ。

 そのほか、2001(平成13)年に開館し、3月27日に営業を終了する戸吹清掃工場の余熱を利用した入浴施設「戸吹湯ったり館」(戸吹町)の跡地利用について基本計画を策定するほか、東京26市で初の取り組みとなる、おたふく風邪ワクチン接種の無償化、学童保育所へのWi-Fi環境の整備、空き店舗のリノベーション支援として市内にサテライトオフィスを開設しようとする事業者向けの補助金制度の新設などにも取り組む。

 市は2013(平成25)年に策定した基本構想「八王子ビジョン2022」の総仕上げの年と位置付ける。石森市長は「『八王子ビジョン2022』の総仕上げに向けた取り組み、新たな日常を実現する取り組み、長期ビジョンにつながる取り組みの3つを柱に掲げ、それぞれの取り組みを連携させることで、夢と希望が持てる魅力あふれる街の実現を目指していく」と話す。

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