八王子市民が「一押し」の店を推薦し決める「八王子お店大賞」の受賞店が3月29日、発表された。
八王子商工会議所が主催する同賞。市内の小売店や飲食店などの中から「一押し」の店を決めるもので、市民がノミネート店を投票し、それを集計。審査を経て受賞店を決める。2012(平成24)年から毎年行われていたが、2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止となったことから、2年ぶりに行われた。
10回目となる今回は販売店などを対象とした「小売り・サービス部門」と、レストランなどの飲食店を対象とした「飲食部門」に分けて推薦する店を募集した。応募期間は昨年12月1日~1月31日。「小売り・サービス業部門」=309店、「飲食部門」=356店の推薦が寄せられ、投票総数は2267票だった。
1次・2次の審査を経て受賞店を決定した。「小売り・サービス部門」は、パン店「アジアド」(八王子市並木町)、ベーカリーパパン(上野町)、峰尾豆腐店(裏高尾町)に加え、2019年9月にリニューアルオープンした銭湯「松の湯」(小門町)が受賞した。「飲食部門」は、イタリア料理店「アル ガンベリーノ」(下恩方町)、そば店「北野増田屋」(打越町)、うなぎ高瀬(小宮町)、洋食レストラン「十三夜の月」(東浅川)の各店が受賞した。
昨年1月、八王子市役所由木事務所近くにオープンしたガトーショコラ専門店「fam 南大沢店」(下柚木2)には特別賞が贈られた。
同賞については、これまでの9回で「小売り・サービス部門」=35店、「飲食部門」=36店、特別賞=4店が受賞している。