JR八王子駅北口広場(マルベリーブリッジ)に6月16日、地元商店会と大学生のコラボによる七夕飾りが登場した。
マルベリーブリッジはJR八王子駅の自由通路と駅北口をつなぐ歩行者専用デッキ。今回はデッキ正面中央の吸気塔に設けられた「八」の形をしたモニュメント「絹の舞」の周りを七夕に合わせて飾り付けた。
2006(平成18)年から北口・旭町地域内の商店で組織する「八王子駅北口商店会」が主催し、地元の大学生らが協力して飾り付けている。今回は願い事に加えて、「俳句な七夕飾り」をテーマに地元の大学生や市民から集めた俳句を掲出。八王子で生まれ育ったことで知られる江戸中期から後期にかけて活躍した俳人・榎本星布(せいふ)が詠んだ句も飾る。
同会の清水栄会長は「ここ数年、想像もしなかった病や戦禍が連日報道されている。このような事態の中で、自分の日常の気持ち、楽しいこと、悲しいこと、思ったことといった思いを俳句に託して、次のステップへ進んでいきたい」と話す。
7月3日は八王子駅近くの西放射線通り商店街(ユーロード)通り沿いにある三崎町公園で、七夕飾りに加えて、ヨーヨー釣りやスーパーボールすくいなどが楽しめる縁日イベント「七夕ふれあい縁日」を行う。当日はウクライナへの人道支援に向けた募金も行うほか、売り上げは八王子市社会福祉協議会に寄付するという。開催時間は11時~16時。
飾り付けは7月12日まで。