東京サマーランド(あきる野市上代継)とスパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)によるコラボ企画が7月1日、始まった。
スパリゾートハワイアンズは、1966(昭和41年)に「常磐ハワイアンセンター」として開業。大型温水プールや温泉、ホテル、ゴルフ場からなる屋内型テーマパークとして知られる。両施設は昨夏に初めてコラボし、共通チケットの販売や、プールアイテムの相互交換利用などを行った。
コラボは今回が2回目となる。今年は共にウオータースライダーなどの水遊びが楽しめる施設であることを受け、「スライダー好きの、スライダー好きによる、スライダー好きのための施設」として、両施設が「すべりゾート共同宣言」を掲げる。これに合わせて、さまざまなコラボ企画を展開する。
期間限定で両施設を1回ずつ使うことができる共通チケットの販売を始めた。大人で両施設合わせて通常8,770円となるところを6,300円で販売。ほか、小学生=4,200円(通常5,950円)、3歳以上=3,100円(同4,340円)、61歳以上=3,100円(同6,270円)で販売する。チケットの販売は9月16日まで。利用は同25日まで。
今月9日には記念イベントとして、東京サマーランドのステージでスパリゾートハワイアンズのフラガールやファイヤーナイスダンスチームによるショーが行われる。終演後、両施設の浮輪やプール監視員のユニホームを相互に交換する式典も行う。当日は2回公演で、開催時間は初回=10時15分~、2回目=13時15分~。
東京サマーランドの広報担当者は今回の「共同宣言」について、両施設が「従来以上に楽しめる水遊びを提供し、より一層リゾート感を楽しんでもらえる施設を目指して掲げるもの」と説明する。同業の施設が垣根を越えたプロモーションを行うことによる相乗効果に加えて、「コロナ禍以降、夏休みの集客に苦戦を強いられてきたレジャー業界での新たな取り組みとして、需要回復の兆しが見えてきた観光・旅行業界復活への一助となることも期待する」とも。