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八王子の一坪チャレンジショップ、駅前に移転へ 1日2,000円で貸し出し

9月1日にオープンした新しい「はちチャレ」

9月1日にオープンした新しい「はちチャレ」

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 八王子駅北口のチャレンジショップ「はちチャレ」が9月1日、八王子駅北口から徒歩約2分の場所に移転リニューアルオープンした。

店は八王子駅前に接している

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 「まちづくり八王子」(八王子市旭町)が運営する同所。2014(平成26)年に行政や地元の不動産業者の協力を得て、ドン・キホーテ八王子駅前店(中町)西側にある約1坪の店舗を1日単位で利用できる場所として貸し出した。これまでハンドメード作家などによる商品の販売やイベントの開催などさまざまな形で利用されてきた。

 今回、西放射線通り商店街(ユーロード)入り口にある豊栄第一ビル1階、エレベーター前の空きスペースに移転する。店のサイズは、幅=1.8メートル、奥行き=1.35メートルで、まちづくり八王子の鈴木一弘社長は「お客さんが前に立てば、ちょうど1坪になる」と話す。利用者は電源のほか、スポットライトや椅子、商品を陳列できるショーケースを無料で使うことができる。

 これまでの「はちチャレ」で、「日本一小規模なパンの祭典」をうたい、日替わりでさまざまなパン店が出店する「八王子一坪パンまつり」を開いてきた賀澤志帆さんは「駅に近くなったことはすごくよい。分かりやすい場所なので説明もしやすい。屋内なので雨でも大丈夫なのは使う人にとってはありがたいのでは」と話す。

 既に利用の引き合いが来ており、新店舗の立ち上がりは好調だという。以前からこの場所を面白いと目をつけていたという鈴木さん。今後もスモールビジネスをやっている人や、ゆくゆくは店を持ちたいと考えている人の利用を狙う。

 「出店者も宣伝したり、客を呼び込む工夫をしたりといろいろ考えなければいけない。その実践力を身に着けてほしい。そういうことをしていかないと、実際に店を出す勝負をするときに大変だと思う。創業支援などをやっていると、店を出すことを軽く考えている人も少なくない。よく考えてもらうという意味でも、チャレンジショップの重要性は大きい」と鈴木さん。「自分で開拓しようという人がいろいろ努力し、手応えをつかんでもらう連鎖がこの場所の価値を上げていくのでは」と期待を寄せる。

 利用可能時間は7時~20時。料金は1日2,000円(税別)。月内最大6日まで利用できる。

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