「八王子ものづくりEXPO」が11月11日・12日、東京たま未来メッセ(東京都立多摩産業交流センター、八王子市明神町3)で行われる。
島田電機製作所は今夏にリニューアルした「1000のボタン」の出張展示を行う
八王子のものづくりをはじめとした産業振興やイノベーション創出を目的に初開催する同イベント。主催は「八王子ものづくり系イベント実行委員会」と八王子市。同施設1階の展示室を使い、「製造・技術・素材」「医療・ヘルスケア」「環境・エネルギー」「社会・地域課題」の4つのゾーンに分けて展示などを行う。
八王子市内外の企業や大学などが出展し、それぞれが取り組むサービスや先端技術、新製品などを紹介する。「製造・技術・素材」ゾーンでは、ミシンメーカー「ジャノメ」(狭間町)、精密微細加工などを手がけ、自社ブランド「『NA』design」も展開する「ナラハラオートテクニカル」(楢原町)、エレベーターの操作盤や表示機などを手がける島田電機製作所(大和田3)などがブースを設ける。
「社会・地域課題」ゾーンでは、天然酵母メーカーのあこ天然酵母(中野上町2)、PHS端末「ストラップフォン」「イエデンワ」などに加え、防災情報の可視化に向け土砂崩れを検知する傾斜計や河川用水位計なども手がける通信機器メーカー「エイビット」(南町)などが登場する。
会場では一般向けにさまざまな体験企画も用意する。島田電機製作所は工場内展示物「1000のボタン」の出張展示を行う。「お客さまの年収では押せません」と書かれたボタンや「マヨネーズボタン」、「休み延長」ボタンなど一般から募集したデザインも入れ、今夏にリニューアルを図ったもので、会場では30秒で何個のボタンを押せるか試すゲームなども行う。
工学院大学は八王子キャンパス(中野町)に拠点を置く「ソーラーチーム」が製作し、オーストラリアを縦断する世界最大のソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(BWSC)」などを走ったソーラーカー「Wing(ウイング)」を展示する。6月の「NHK学生ロボコン2022」でベスト4進出と技術賞を受賞した東京工科大学(片倉町)は、同大会を戦ったロボットを出展し、競技の実演を行う。
会場内の特設ステージや同施設の会議室を使って、専門家によるセミナーや企業担当者向けのワークショップも開く。
開催時間は10時~17時(12日は16時まで)。同イベントのウェブサイトで来場登録を受け付けている。登録無料(中学生以下は登録不要)。