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工学院大学がソーラーカーレース国内大会で準優勝

雨が降り続く中、レースに挑んだ「工学院大学ソーラーチーム」

雨が降り続く中、レースに挑んだ「工学院大学ソーラーチーム」

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 工学院大学八王子キャンパス(八王子市中野町)に拠点を置く「ソーラーチーム」が8月11日、秋田県大潟村で行われたソーラーカーレース「ワールド・グリーン・チャレンジ2022」で準優勝した。

1日の走行を終え、ソーラーパネルを太陽に向けて充電を行う「工学院大学ソーラーチーム」

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 今月9日~11日に大潟村ソーラースポーツライン(秋田県大潟村)で行われた。同大会では、1周の距離が25キロあるコースを3日間、計25時間走り、総走行距離を競う。

 同チームは、昨年行われた前回大会では準優勝だった。今回は5度目の優勝を懸け、2019年にオーストラリアで行われた世界最大のソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(BWSC)」を走ったソーラーカー「Eagle(イーグル)」で大会に臨んだ。

 停滞する前線の影響で秋田県では記録的な大雨となるなど大会期間中は悪天候が続いた。この大雨を受け、コースの距離を3日間共6キロに短縮するなどルールを変更して行われた。

 初日の工学院大は途中、車体のタイヤカバーが外れ修理が必要となるなどトラブルに見舞われながらも2位でフィニッシュ。1位は「東海大学ソーラーカーチーム」だった。

 2日目も天候に恵まれず、大雨からレースは一時中断したが、工学院大は東海大と共に24周を走行した。最終日も荒天の中行われた。一時、東海大が他車と接触し修理をしている間に工学院大がトップに躍り出る場面もあった。しかし、レース終盤で工学院大もトラブルに見舞われ、最終的には東海大が優勝。工学院大は2年連続の準優勝で幕を閉じた。

 チームリーダーで、機械工学専攻修士2年の松田直大さんは「昨年より成長できたと感じた。昨年と同様、東海大学に負けてしまって大変悔しいが、新しいチームとして再結成することができ、ようやくレースをすることができた」と話す。レース中はタイヤカバーが外れたり、計測機システムに不具合が生じたりとさまざまなトラブルに見舞われたが、「秋田の地で雨の対策をしたことは世界大会に向けた良い経験となった。対策を十分にやっていきたい」と意気込む。

 来年オーストラリアで行われる予定の世界大会には松田さんの後輩が挑むことになる。「レースは最後まで何があるか分からないことを改めて感じた。ソーラーカーの技術だけでなく、運営やキャンプなど全てのことがここに詰まっていた。今回の秋田の経験を生かして、優勝を目指して頑張ってほしい」と発破をかける。

 監督で同大機械システム工学科の濱根洋人教授は「今回は豪雨も含めて、トラブルが数え切れなかった」と振り返る。「最後はエネルギーはあったものの雨で前が見えず、ドライバーが速度を出せなかった。学生の安全を考えたら速度を落とさざるを得なかった」とも。来年の世界大会に向け、「マシンの設計は進んでいる。モーターに少し水がかかるとエラーになるから部屋を別にして密封するアイデアが出てくるなどこの秋田で課題も見えた。安定して走ることができれば、良い結果が付いてくることが学習できたのでは」と話す。

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