プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」が5月29日、2023-24シーズンのヘッドコーチとして、タイラー・ガトリンさんを迎えると発表した。
昨年10月から4月にかけて行われた2022-23シーズンをB3リーグで戦ったビートレインズ。戦績は16勝36敗で、16チーム中12位だった。
昨シーズンは、廣瀬慶介ヘッドコーチが休養を理由に2月にチームを離脱。昨年の現役引退後、アシスタントコーチとなった亀崎光博さんがヘッドコーチ代行となり、4月7日・8日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われたシーズン最終節・横浜エクセレンス戦までの間、指揮を執った。チームを率いるTHTマネジメント(子安町3)は4月25日、昨シーズン限りで廣瀬さんとの契約を終えることを明らかにした。
新シーズンの開幕を前にヘッドコーチとして今回、タイラーさんを迎えることにした。ビートレインズのヘッドコーチを外国人が務めるのは、2020-21シーズンを途中まで率いたマルコ・フィリポビッチさん以来となる。
タイラーさんは米・バスケットボールリーグ「NBA Gリーグ」に所属する「テキサス・レジェンズ」「ストックトン・キングス」などでアシスタントコーチなどを歴任。昨シーズンはB1所属の「京都ハンナリーズ」でアシスタントコーチを務めた。タイラーさんは京都ハンナリーズを6月30日付で退団し、ビートレインズのヘッドコーチに就任する。
今回のヘッドコーチ就任に当たり、「八王子ビートレインズのヘッドコーチとして新たな旅に出ることになり、大変うれしく、光栄に思っている。八王子の豊かなバスケットボール文化と情熱的なコミュニティーは、すでに私の精神を魅了し、このような活気に満ちた献身的な環境でチームを率いることを切望している」とタイラーさん。「情熱を育み、若いアスリートの模範となり、八王子のバスケットボールの発展に貢献していく」とも。