東京造形大学(八王子市宇津貫町)は7月から、同校学生自身が企画・制作・運営するホームページ「ZOKEI FOCUS」を公開している。
ホームページの開設は同大学のホームページのリニューアルと併せて7月1日に実施。これまでに学生へのインタビュー記事や学生が行っている活動にフォーカスを当てた企画などを掲載している。
同大学システムチームの南澤さんによると、企画は今年3月から進めてきたという。目的は大学の特色や魅力をより知ってもらうため。「『実際の大学の様子とそこで活動する学生の様子』を伝えるための新たなウェブコンテンツの企画、サイト開発を行うこととした。その中で、大学のことを学生目線から伝えるサイトとして『公式学生サイト』を立ち上げることにした」。
制作に当たっては今年4月、全学生に参加を呼びかけた。「サイト制作に参加している学生たちはデザイン学科の学生もいれば美術学科の学生もいる」と南澤さん。「これまでにウェブサイトを制作したことがある学生もいるし、ウェブに関しては全くの初心者という学生も」。学年もバラバラだが、それぞれが役割と担当を持って活動しているという。「サイトの立ち上げは、学生たちが毎週ミーティングを行いながら、企画・取材・制作を進めた。学生を交えての最初のミーティングが4月中旬で、サイトの公開が7月1日。制作期間は実質2カ月ほど」と振り返る。
コンテンツの企画は学生たちがアイディアを持ち寄り、話し合って決める。「企画が決まるとその企画をメーンで扱う担当者を決め、その担当者が中心となり取材から編集、データ作成まで行う」。努力のかいもあってか、サイトのアクセス数は徐々に増加しているという。「サイトを見てくださった方からは、『インタビューなどが学生のありのままの言葉で掲載されていて面白い』などという感想も寄せられている」とも。
「今のところ学生の活動や学生自身にフォーカスしたコンテンツが中心。今後は東京造形大学で学生たちが学んでいること、授業や課題などに関するコンテンツの企画というのも学生たちの話し合いの中で挙がっている」と南澤さん。学生や教員、卒業生との対談など、さまざまな企画候補があるという。「今後も東京造形大学の『実際の様子』を皆さんに知っていただけるようなコンテンツを展開していく」。