社会人サッカーチーム「FC NossA(ノッサ) 八王子」が8月27日、2023年シーズン最終試合となる「レプロ東京」戦を戸吹スポーツ公園(八王子市戸吹)で行う。
2021年に創設され、地元の不動産業者「エスエストラスト」(横山町)の杉本浩司社長が代表を務める「八王子Jリーグプロジェクト」が運営する同チーム。監督は、ヴェルディ川崎、ヴィッセル神戸、柏レイソル、大宮アルディージャ、東京ヴェルディなどさまざまなチームで選手として活躍した土屋征夫さんが務める。
今年は6ブロック、68チームによる「東京都社会人サッカーリーグ3部」の第5ブロックに参戦した。4月2日に行われた「すみだサッカークラブ」戦から、今月6日に清瀬内山運動公園サッカー場(清瀬市)で行われた「FCトリプレッタ」戦までの9戦をすべて勝利し、ブロック優勝が決定。次シーズンの2部への昇格も決めた。
昨シーズンは上位チームと勝ち点1点差でブロック2位に終わったことから、「昨シーズンのくやしさの下、1試合も負けが許されないシーズンを戦ってきた」と杉本さん。
「FCトリプレッタ」戦について、「今シーズンは8戦目まで全勝。9戦目は2位チームとの直接対決だった。勝てば優勝昇格が決まる大事な一戦。いつもの平常心で臨めば、勝利は手繰り寄せられると信じ、ベンチから選手らを鼓舞した」と杉本さん。試合終了間際に勝ち越し点を決め、「得点した選手にベンチ全員が駆け寄って歓喜した。終了のホイッスルの後、監督、コーチ、選手らと抱き合い、込み上げてくるものがあった。こんな感情になったのは何十年ぶりだろうか。スポーツの力を感じた」とも。
最終戦に勝利すれば、今シーズンは全勝で終えることになる。「スポンサー、サポーターの皆さまから優勝昇格のお祝いの言葉をたくさんいただいた。これからも応援したくなるチームであり続けるために、SNSなどで一生懸命な選手らのチーム活動を見ていただいて、来季も一緒に優勝昇格の歓喜を味わいたい。選手たちはいつも応援してくださる人たちのため、八王子のために戦おうと試合前に鼓舞しあっている。リーグ戦最終節もチーム一丸となり、八王子のために戦う」と杉本さん。
17時30分試合開始。入場無料。