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八王子でブラインドサッカー日本選手権決勝戦 ユーチューブでライブ配信も

決勝に進んだ「free bird mejirodai」 © JBFA/H.Wanibe

決勝に進んだ「free bird mejirodai」 © JBFA/H.Wanibe

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 「第19回 アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権」の決勝ラウンドと3位決定戦が1月22日、東京フットボールセンター八王子富士森競技場(八王子市台町)で開催される。

対戦相手の「buen cambio yokohama」

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 NPO法人「日本ブラインドサッカー協会」(新宿区)が主催する同大会。ブラインドサッカーは、アイマスクを付けた選手が音や声を頼りに戦う5人制のサッカーで、同大会は日本一のチームを決める大会として位置付けられている。開催は2019年以来2年ぶり。

 今年は初出場となる3チームを含む21チームが参戦した。昨年10月~11月に全国4会場で予選ラウンドが行われ、昨年12月25日と今月8日に2会場に分けて行われた準決勝ラウンドに、上位6チームが進出。8日の結果を受け、決勝は都内に拠点を置く「free bird mejirodai」と神奈川県を中心に活動する「buen cambio yokohama」の2チームによって行われることになった。3位決定戦は「A-pfeile 広島 BFC」「コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ」の2チームが対戦する。

 決勝に進んだ各チームは、2019年に東京で行われた予選ラウンドの準決勝で直接対戦した経験もある。「free bird mejirodai」は2016(平成28)年、「free bird mejirodai」は前回大会でそれぞれ準優勝しており、どちらが勝利しても今回、「日本選手権初優勝」のタイトルを手にすることになる。

 今大会について、同協会は「パラリンピックで活躍した選手のみならず、若い選手も多く活躍している大会。決勝戦進出を決めた2チームは、若い選手が多いチーム」と説明。今回、八王子で決勝を開催することにした理由については、「学生からプロまでスポーツが盛んな街であること、地元に『たまハッサーズ』という古豪チームがあることからブラインドサッカーを八王子で盛り上げていきたいという意図がある」と話す。

 今月8日にトッケイセキュリティ平塚総合体育館(平塚市)で行われた準決勝ラウンドでは、一般を対象に体験会を開催するなどブラインドサッカーの普及も進めている。「参加者からは『実際に体験したら難しくて、選手たちがアイマスクを着けて試合ができることに驚いた』『アイマスクをつけたときは怖かったけれど、だんだんと周りの声を聞いたら慣れた』などの感想があった」と話す。

 会場での観戦は事前に申し込んだ市民などのみに限られているが、試合の様子はユーチューブを通じて配信する。「実況音声付きなので、初めて試合を見られる方も、ルールや状況を聞きながら観戦いただくことができる。まずは競技の魅力を知っていただき、現地で観戦いただける状況になったら、ぜひ会場にお越しいただきたい」と呼び掛ける。当日はTBSラジオでも13時から放送する番組「週末ノオト」内で決勝の様子を生中継する予定。

 試合開始は、3位決定戦=11時、決勝=14時。

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