八王子駅近くのライブハウス「papaBeat(パパビート)」(八王子市三崎町2、TEL. 042-626-8894)で10月22日、がんの早期発見を呼びかけるライブイベント「ドヤフェス」が行われる。
2016(平成28)年に始まった同イベント。「がんの人と、これからがんになるかもしれない人へ」とうたう。がんに関心を持ってもらい、早期発見の意義を伝える目的で行うもので、今回で15回目。コロナ禍で2020年に開催する予定だったイベントが中止となったため、開催は3年ぶりとなる。
今回は、バンド「モルダウ」のギターボーカルを務める奥勝太郎さん、バーレスクダンサーの「Katie(ケイティ)」さん、シンガー・ソングライターの「はちまんたろう」さん、ベリーダンサーで、乳がんを克服したというミスリーナゆきえさん、「fractus」「かにクラブ」「34B」、「忌野清志郎&2・3's(ニーサンズ)」のギタリストなどさまざまなバンドで活動する、山川のりをさんによるプロジェクト「ギターパンダ」の各組が出演する。
忌野清志郎さんにあこがれ音楽活動を始め、福祉の仕事をしていた40代で肝臓がんに罹患した松崎匡さんが始めた同イベント。「まっちゃき」の愛称で親しまれた松崎さんは、イベントを通して、がんへの理解に加えて、検診受診や保険への加入などを呼びかけてきたが、2020年10月に51歳でこの世を去った。
今回は松崎さんの仲間が集まり、イベントを復活させる。同イベントの広報担当者は「『保険入れよ。検診行けよ。がんの人と、これからがんになるかもしれない人たちへ送るロックフェス。お涙ちょうだいが嫌いな、まっちゃきは悲しむより楽しんでくれ。そう言ってるに違いない』という思いの下、ドヤフェスは復活する」と話す。
15時開演。チケットは前売り=2,500円、当日=3,000円。