東京都立八王子桑志高校(八王子市千人町4)で1月9日、同校1年生の生徒有志による「八王子ビートレインズ集客プロジェクト」の打ち合わせが行われた。
東京八王子ビートレインズのチームスタッフも交えて話し合いを進めた
プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」のホーム戦の来場者を増やすことで、地域の活性化を図ろうと活動している同プロジェクト。今回は「八王子市民デー」として、3月22日・23日にエスフォルタアリーナ八王子(狭間町)で行われる「ヴィアティン三重」戦に向けて活動しており、パナソニック教育財団(港区)による「特別研究指定校事業」として行う。
2年目を迎えた同プロジェクトには、19人の生徒が参加。SNSやポスターなどを通じて集客の呼びかけを進める「SNS・メディアグループ」と、集客につながるイベントを企画・運営する「イベント・広報グループ」に分かれて活動している。ビートレインズ側もプロジェクトに協力。チームに興味を持ってもらおうと、昨年7月には選手も交えた「ミートアップイベント」、10月には実際の試合を観戦してもらうなど活動をサポートしている。
今回は放課後の時間を使って、チームを運営する「THTマネジメント」(子安町)のスタッフも参加し、グループごとに具体的な活動内容について話し合った。今後も生徒たちは打ち合わせを重ねながら、自らが立てた企画の実現に向けて動いていくという。
「SNS・メディアグループ」のメンバーとして活動する、1年の吉岡ひよりさんは「ビートレインズともっと関わって、面白い企画を作っていきたい。このプロジェクトを機により多くの人がバスケットやビートレインズのことを知ってもらえたら。興味を持ってもらえるような企画をみんなで話し合って作っていきたい」と意気込む。
「THTマネジメント」の川上紅葉さんは「私たちは学生主体で集客プロジェクトを成功させるためのサポートをしている。昨年、プロジェクトに参加してくれた今の2年生からは部活動との両立など課題も出ていた。その反省を生かし、スムーズに活動ができるようにアドバイスをしている。高校生が一から作り上げたプロジェクトはBリーグでも珍しい。地域の人に喜んでもらいたいと思って動いているので、ぜひ会場に来て、地元の高校生が頑張っている姿を見ていただきたい」と話す。