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「はちおうじおやこ小学校」開催へ 駄菓子屋づくりや「おやこ議会」など

イベントに携わるYORIKOさん(左)と及川さん

イベントに携わるYORIKOさん(左)と及川さん

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 親子向けイベント「はちおうじおやこ小学校」が1月20日から、西八王子駅北口近くの丸神ビル2階にある「AKITEN BASE CAMP」(八王子市千人町2)などを会場に行われる。

イベントのチラシ

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 「親子、ときどき同級生」をコンセプトに、小学校1~6年生の子どもとその保護者が参加できるさまざまな授業を開く同イベント。1月20日・21日・27日・28日のそれぞれで共同作業や対話を中心とした内容の授業を教室に見立てた空間の中で行う。

 20日は算数の授業「駄菓子屋さんをつくろう」を行う。講師はグラフィックデザイナーの和田直也さんが務め、問屋から商品を仕入れて店を作り、価格をつけて売るまでの駄菓子店経営を体験する。

 21日は社会科の授業「大人 vs 子ども!おやこ議会開幕」を行う。大人側が家庭の新しいルールを提案し、子どもがそれに対して質問をする議会形式を予定しており、空きテナントを使ったアーティストの作品展開催や常設のアートギャラリー、アーティスト・イン・レジデンスの運営などに取り組むNPO法人「AKITEN」(千人町2)代表で、八王子市議会議員でもある及川賢一さんが講師として参加する。

 27日は俳優の舘野百代さんによる国語の授業「こころとからだ探検隊」、28日は俳優の三島景太さんによる体育の授業「おやこで演劇!想像と表現を楽しもう」を行う。27日に限り祖父母の参加も可能。会場は28日のみ八王子市生涯学習センター(通称=クリエイトホール、東町)5階展示室になる。

 障がい者福祉施設の利用者が描いた絵を商業デザインに落とし込む「想造楽工(そうぞうがっこう)」などの活動を手がける、デザイナーで「にぎわい空間作家」をうたうYORIKOさんによる「ニューモア」(千人町2)と、「AKITEN」による実行委員会が主催。障がい者を対象とした就労支援作業所などの事業を手がけるNPO法人「しあわせのたね」(みつい台1)と連携を図り、イベントを開催する。

 親子が同じクラスの生徒になることで、楽しみながら新たな発見につなげてもらうことを目的に据える。2016(平成28)年に香川県で初めて開催。これまで全国で100回以上行い、2000人以上が参加した。八王子での開催は今回が初めて。

 YORIKOさんは「初回から『AKITEN』の皆さんにはかかわってもらっていたのに、今まで八王子でなぜやってこなかったのかというところから始まった」と話す。「コロナ前から話はあったが、みんな忙しかったこともあり伸びてしまっていた。今年こそやろうと掲げて動いた」と及川さん。

 今回の授業の内容について、及川さんは「27日を祖父母も参加可としたのは、親子で高齢者の関係づくりについて考えてほしいから。そのため子どもと大人を基本としている『おやこ小学校』で、大人とその親も参加できるようにした。体育の時間も不登校や発達障がいなどで学校が苦手な子どもたちに演劇を通して、表現やコミュニケーションを楽しんでもらいたいと思っている。そのように福祉の側面も強く意識した」と話す。

 当日は担任として司会進行を務めるYORIKOさん。申し込みは好調で、「満員御礼に近い形で開催できそうでホッとしている。私たちは親子であっても、『今日、この2人は友だち』として接する。親がはじけている瞬間を見られることはなかなかないし、親子の間でいろいろな発見があるのが楽しい。八王子はいろいろな面でポテンシャルがあると思う。そこで『おやこ小学校』がいろいろな家庭のちょっと良い存在になってくれたらうれしい」と話す。

 及川さんは「『AKITEN』がアートプロジェクトと呼べる企画にかかわるのは久しぶり。親は子どもに教え、守らせることが当たり前になっているが、その当たり前を壊して、親子が並列になることで、親子それぞれのかかわり方に改めて気づいてもらい、日常生活や仕事、教育、福祉の中にデザインの裾野が広がっていけば。『親子、ときどき同級生』という言葉は本当に素晴らしい。そういう感覚もあるんだと気づいてもらい、それが当たり前になてば」と期待を寄せる。

 開催時間は10時~12時、14時~16時の1日2回。子どもは兄弟姉妹2人まで参加できる。定員は各回8組。参加費は1人=700円。

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