アウトドアを通じて地域の魅力を紹介するイベント「五感ロック」が1月27日、八王子市夕やけ小やけふれあいの里(八王子市上恩方町)で行われる。
八王子・恩方地区の企業などが加盟する「オンガタ銀座商店会」が企画する「五感ロック」。「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚をオンガタで感じる」をテーマに据え、さまざまなワークショップなどを開く。昨年初めて行われ今回で2回目。
当日は、革小物の製品などを手がける竹沢むつみさんによる「salikhlah.(サリヒラフ)」が、カセットガスボンベを収納するカバーなどの製作体験を行うほか、精密板金部品の製造などを行っている小沢製作所(美山町)は、自社のアウトドアブランド「OZOPS(オズオプス)」の商品で、工作キットの「小焚台(こたきだい)」を使ったワークショップを開く。
ドリップ用のコーヒースタンド「PORTABLE COFFEE STAND(ポータブルコーヒースタンド)」などを手がける小池製作所(下恩方町)によるドリップコーヒーを入れる体験、NPO法人「恩方ベース」(上恩方町)によるまき割り体験などアウトドアにまつわるさまざまな企画を行う。
八王子市小津町の地域活性化に向けて取り組むNPO法人「小津倶楽部(くらぶ)」、タナカモータース(下恩方町)、釣り堀「八庵」(上恩方町)、NPO法人「恩方キッズ」が手がける子ども食堂「オンガタ食堂」、「オンガタ銀座商店会」が八王子市夕やけ小やけふれあいの里内で運営している地域物産品を扱う売店「オンガタVIEW」も出展する。
八王子市外から精密機械加工を本業にしながら、アウトドアギアなども展開している栗原精機(埼玉県川口市)、薪ストーブの販売などを手がけるファイヤーワールド埼玉(埼玉県毛呂山町)なども参加する。開催時間は10時~14時。
昨年のイベントには約300人が来場したという。オズオプスのブランドプロデューサーで、小沢製作所の小沢達史社長は「八王子市外から多く来てくれた。われわれが楽しくなければやる意味もないが、主催側からするとすごく面白かった。雪が降ったこともあって、こういうことができると思った」と話す。
CREAP(八王子市西寺方町)社長で商店会会長の門脇大輔さんは「今年は恩方ベースや小津倶楽部、恩方キッズと恩方地域の団体とのコラボも多い。商店会として活動を進めることによって、こういった人たちとも一緒にやれるようになったことは大きい。恩方を知らない人に来ていただいて、『ここは東京?』と体験してもらえたら」と話す。
事前に申し込んだ20組限定で同施設のキャンプエリアを使い、真冬のキャンプ体験イベント「KAGARIBI(かがりび)」も行う。開催時間は27日13時~28日10時。
同施設の入場料200円が必要。