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八王子の町工場がランタンシェード発表 自分で金属を曲げ組み立て

今回発表した「クラフトシェードシリーズ」

今回発表した「クラフトシェードシリーズ」

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 小沢製作所(八王子市美山町、TEL. 042-650-7360)が9月5日、新商品「クラフトシェードシリーズ」を発表した。

中にLEDランタンを入れるシェードを開発

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 1966(昭和41)年創業の同社。八王子市内の美山工業団地に本社を置き、精密板金部品の製造などを行っている。アウトドアブランド「OZOPS(オズオプス)」も展開しており、昨年11月にはユーザーが金属を曲げてたき火台を作る工作キット「小焚台(こたきだい)」を発表した。

 6日から東京ビックサイト(江東区)で行われた「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2023」への出展に合わせて新商品を発表した。今回の「クラフトシェードシリーズ」は組み立て式の金属製シェードで、中にLEDランタンを差し込んで使う。LEDランタンは、ポータブル電源や充電式ランタンなどを手がける米国の企業「Goal Zero(ゴールゼロ)」による「Lighthouse Micro」シリーズなどに対応する。

 金属工作の体験ができるようステンレス製の板には折り線を入れ、線に沿って金属を曲げることで、工具を使うことなくシェードを作ることができる。

 オズオプスのブランドプロデューサーで、同社の小沢達史社長は「今回の製品は、今までの当社の製品の中で一番美しさを重視したものになる」と説明。「レーザーで金属に微細な図柄を加工し、その図柄から漏れ出す光と影の形を楽しんでもらえる」とも。

 アウトドアの場だけでなく、部屋のインテリアとしての利用も見込んでおり、今後は金属の材質や表面処理の方法、図柄などを変えることで、商品のシリーズ化を図っていく方針。「さらに図柄や材質のバリエーションを増やし、和柄などでインバウンド向けや輸出などの販売力を磨いていきたい」と小沢さん。

 組み立て後のサイズは、幅=約7センチ、奥行き=約7センチ、高さ=約10センチ。希望小売価格は4,400円。今月末から販売を始める予定。小売店のほか、オズオプスのウェブサイトでも販売する。

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