エレベーターの操作盤や表示機などの製作を手がける「島田電機製作所」(八王子市大和田3)が2月23日、同社工場内にある「1000のボタン」をモチーフにしたキーホルダーを販売する。
1933(昭和8)年創業の同社。エレベーターホールに設置される到着灯や押しボタンなど、エレベーターの意匠にまつわるさまざまな製品を手がける。
同社は工場見学のコースの途中に実際に使われているものに加え、「お客さまの年収では押せません」「マヨネーズボタン」「休み延長」などオリジナルのエレベーターのボタンを1048個展示する「1000のボタン」を設置している。2022年には一般からエレベーターのボタンのアイデアを募集するなどして大規模リニューアルを図った。
今回は「1000のボタン」で展示しているボタンを再現したキーホルダーを同日から毎週5種類ずつ、全20種類を4週にわたって、それぞれ1週間限定で販売する。
同社は「デザインは販売当日までシークレット」としており、「1000のボタンベスト5」として、今月23日=工場見学の来場者に人気という「ボタンズが選ぶ」、3月1日=各国で使われているエレベーターのボタンをキーホルダーにする「世界から大集合」、同8日=社内で人気の5種類を選んだ「島田人が選ぶ」、同15日=同社の技術力をアピールする「世界に誇る」の4つのテーマに分けて発売する。
同社広報担当者は「来場者に人気のボタンは、工場見学に参加された方に人気のボタンを社内で洗い出し、いくつか絞った上で、SNSでアンケートを採り、5つのデザインを決めた」と説明。「島田人が選ぶ」については、社員にインタビューを行い得票数で商品化するものを決めたという。
「工場見学や出張展示で一般のお客さまから大人気のボタンや、島田電機の技術力を十二分に感じられるボタン、エレベーターの知識が身に付くボタンなど多彩なラインアップをそろえている。大きさやデザインを完全にそのまま再現し、職人が一つひとつ手作業で仕上げ、キーホルダーにする」と同社広報担当者。
価格は商品ごとに異なり、各デザイン共10個限定販売。同社ネットショップで販売する。