「2024八王子環境フェスティバル」が6月9日、東京たま未来メッセ(東京都立多摩産業交流センター、八王子市明神町3)と、えきまえテラス(旭町)で行われる。
6月の「環境月間」に合わせ、環境保全への関心や理解を高めてもらおうと毎年行っている同イベント。1991(平成3)年に行われた「川と親しむ市民の集い」を起源とし、今回で29回目を迎える。
昨年から東京たま未来メッセを会場にしているが、今年は旧八王子市保健所跡で市街地再開発事業が始まるまでの間八王子市が暫定的に広場として活用している「えきまえテラス」でもイベントを展開する。
「はちおうじの環境をみる・きく・考える」をテーマに据え、今回は74団体が出展する。工学院大学八王子キャンパス(中野町)に拠点を置く「ソーラーチーム」が大会に出場した車両を展示するほか、同大学の学生プロジェクト「Science Create Project」は「熱どろぼうスライム」と題して、スライム状の保冷剤を作る体験企画を行う。
トヨタ自動車系列の専門学校「トヨタ東京自動車大学校」(館町)、東京薬科大学(堀之内)、東京工科大学(片倉町)、東京工業高等専門学校(東京高専、椚田町)、明星大学(日野市程久保2)など八王子周辺の大学などに加え、野鳥保護に関する活動を行っている市民団体「八王子・日野カワセミ会」、八王子商工会議所などの団体、東京都や八王子市なども出展する。
初宿和夫八王子市長は「体験を通じて、SDGsや生物多様性、ゼロカーボンに向けた地球温暖化対策の取り組みを知ってもらえる内容になっている。多くの市民に参加してもらいたい。特に子どもたちには、楽しみながら学んでもらうことで生活の中で環境について考えるきっかけになれば」と話す。
開催時間は10時~16時。入場無料。