八王子市夢美術館(八王子市八日町)で9月20日から、多摩美術大学(八王子キャンパス:鑓水)の在学生、卒業生の作品を展示する「多摩美術大学彫刻展2009」が開催されている。
同展は、同館開館に合わせて市、同館を運営する八王子市学園都市文化ふれあい財団(本町)と同大学が共催で開くもの。開館した2003年より毎年この時期に行われており、今回で7回目となる。
テーマは「まちなかは『彫刻美術館』」。開始当初から気軽に作品に触れてもらおうと市内の複数の会場を使って作品を展示している。開始当初は市内6カ所の会場に分けて展示を行っていたが、今回は同館がある八日町ビュータワー「八王子アトリウム」と八王子市芸術文化会館(いちょうホール、本町)の2カ所に絞って展示を行う。
同展には、同大学の彫刻学科研究室の学生、卒業生など計51人が出品。学生たちが授業を通して作った作品などが展示されており、展示内容はそれぞれの会場によって異なる。
同館の川俣さんは「八王子アトリウム」での展示について、「フリースペースに展示しているため、これまでに何人の方が見られたのかはわからないが、通りかかる人は皆足を止めて見入っている」と話す。
両会場とも月曜休館。「八王子アトリウム」での展示は同館が休みの場合でも見ることができる。10月16日まで。