中央線快速電車などに導入するグリーン車の撮影会が8月17日・18日、豊田車両センター(日野市東平山3)で行われる。
JR東日本八王子支社(八王子市旭町)が企画した。同センター内にある車両の点検や修理などを行う検修庫を会場に撮影会を開く。
本年度末以降の営業運転時は、E233系で運行する東京~大月間を走る全ての列車と、中央線快速電車と直通運転を行っている青梅線の電車には、4両目と5両目にグリーン車を連結し、現在の10両編成から12両編成に変えることにしている。
今回は10両の間にグリーン車を4両組み込んだ「E233系0代」の試運転編成を撮影できる。同社広報担当者は「試運転ならではの10両編成の撮影をお楽しみいただける。グリーン車導入に向けた準備を進めているこの時期にしか見ることができない特別なE233系10両編成の撮影会」と説明する。
開催時間は、各日1回目=10時~12時、2回目=14時~16時。対象は18歳以上。定員は各回先着20人。参加費は1万2,000円。事前申し込みが必要で、8月1日12時から、JR東日本が運営する通販サイト「JRE MALL」で販売する。
中央線快速電車のグリーン車については、JR東日本が2015(平成27)年2月に導入を発表。当初は2020年のサービス開始を予定していたが、工事計画の一部見直しなどを理由に2023年度末に時期を変更。2022年4月には世界的な半導体不足の影響を受け、さらに1年程度遅れる見通しを明らかにした。その間、中央線の各駅ではプラットホームの延伸工事、ホーム上での乗車位置の変更などを行ったほか、昨年10月には高尾駅で収容線を12両に対応する大規模線路切り替え工事を行った。