八王子駅にある中央線快速電車のプラットホーム上の乗車位置が5月16日、変更される。
中央線快速電車にグリーン車サービスが導入されるのに先駆け、乗車位置を、新宿・東京方面への上り列車が停車する2番ホームでは約10メートル、高尾・大月方面への下り列車が停車する3番ホームでは約18メートル、4番ホームでは約26メートル、それぞれ東京駅寄りに移動する。
中央線快速電車のグリーン車については、JR東日本が2015(平成27)年2月に導入を発表。E233系で運行する東京~大月間を走る全ての列車と、青梅線の立川~青梅間を走る電車のうち、中央線快速電車と直通運転を行っているものについて、4両目と5両目にグリーン車を連結し、現在の10両編成から12両編成に変えるとしている。
当初は2020年にサービスを開始する予定だったが、工事計画の一部に見直しが必要になったことなどを理由に導入を延期。2023年度末のサービス開始を目指すとしていた。
計画に合わせて、中央線の各駅ではプラットホームの延伸工事などが進められてきたが、同社は4月27日、「グリーン車の新造計画が世界的な半導体不足の影響を受けている」として、サービス開始が少なくてもさらに1年程度遅れる見込みであることを明らかにした。具体的なサービス開始時期は、決まり次第発表するという。